第13話 ページ13
目が覚めた。見慣れない天井。嗅ぎ慣れない部屋の匂い。
Aは意識がぼーっとする中ただ天井を見上げていた。
「目が覚めましたか」
医者らしき人物はAを見下ろしてそう言った。
医者…?ということはここは病院か?
周りを見渡してみたが、ここはどうやら病院ではないようだった。
木造の建物で、薄い布団の上でAは眠っていた。
訳がわからない。でも、何だかんだ助かったのか…。
Aはもう一度ゆっくり目を閉じた。
「よぉ。いつまで寝てんだよ」
聞きなれた声にAは目を開ける。
「…」
日向は布団の横に座りAを見下ろしていた。
「なんで、私は助かったんですか?」
わかりきってはいたが、一応聞いてみた。
「俺が助けた」
日向はニヤリと笑う。
「…」
「いい暇つぶし(おもちゃ)見つけたんだ。簡単に壊してたまるか」
Aは日向の言葉に思わず笑う。
「…一番気が晴れない結果だわ」
嬉しいのやら、悔しいのやら。
「お前名前は」
「渡辺Aです。そっちは」
「日向紀久」
「…そう」
Aはため息をついた。
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魄 - 秋(シュウ)さん» ヽ(*´∀`)bハーイ (2017年12月3日 15時) (レス) id: 95ee45f67a (このIDを非表示/違反報告)
秋(シュウ)(プロフ) - 魄さん» コメントありがとうございます!テストお互い頑張りましょうね! (2017年12月2日 22時) (レス) id: 19f78b416f (このIDを非表示/違反報告)
魄 - あ、あとテスト頑張れ〜!私もテスト期間だわw (2017年12月2日 17時) (レス) id: 95ee45f67a (このIDを非表示/違反報告)
魄 - 続編楽しみにしてます!頑張って! (2017年12月2日 17時) (レス) id: 95ee45f67a (このIDを非表示/違反報告)
秋(シュウ)(プロフ) - みきやんさん» コメントありがとうございます!本当ですか!めっちゃ嬉しいです…! (2017年12月1日 17時) (レス) id: 19f78b416f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秋(シュウ) | 作成日時:2017年11月8日 19時