第12話 ページ14
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「あの」
「なんだ？」
相変わらず2人はオムライスを口に運び続ける。
「コブラさん、ありがとうございます」
そんな中、Aは唐突にそういった。
「…なんだ突然」
「その日、コブラさんは日向さんと戦おうとしなかったんですよね？」
「…ああ」
「もし、コブラさんと日向さんが戦って勝敗が決まってたら、事は確実に変化していたと思います。
今のままじゃいられなかった。
SWORD地区が変わらずにいられるのは、コブラさんのおかげですよ」
Aはそういうと次はサラダに手を伸ばす。
「俺だけじゃねーよ。
ほかのやつらだって山王のいざこざを黙って見守ってくれていたしな。
それに、達磨もすんなりと手を引いてくれた。
俺のおかげだけじゃねーぞ、今の現状があるのは」
Aはコブラの言葉にゆっくり頷いた。
「それでも、コブラさんにはどうしてもお礼が言いたかったんです」
「そうか」
コブラは微笑むと、Aと同じようにサラダが入ったお皿を手に取る。
「やっぱりAからしたら、複雑だったか？」
「そう…ですね。
山王と達磨が喧嘩しているって情報を耳にした時はほんと、複雑だったし、決着なんてついて欲しくなかったですね…」
「そうか。
そういや、日向がすんなり手を引いたのは、Aのことがあったかもしれないな」
「…え？」
「多分、日向もなんとなくAの気持ちに気づいてたんじゃねえか？
じゃないとあの日向があっさりあんな風には手を引かない」
「…」
コブラは自分で言っておいて納得する。
案外日向も可愛いところがあるものだ。
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続く (更新停止中)
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ゆかり(プロフ) - めっちゃおもしろいです！早く続きが見たいです！ (2018年5月25日 20時) (
レス) id: 6d67b75ad8 (このIDを非表示/違反報告)
魄 - 更新頑張って〜(*´ー｀*) (2017年12月19日 22時) (レス) id: 95ee45f67a (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 楽しみにしてます(^^# (2017年12月5日 18時) (レス) id: a2a57b7e0c (このIDを非表示/違反報告)
秋(シュウ)(プロフ) - クロさん» ありがとうございます！達磨一家いいですよね…！更新頑張るのでこれからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年12月5日 18時) (レス) id: 19f78b416f (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 続編おめでとうございます！達磨一家めっちゃ好きです(^^* これからも応援してます!! (2017年12月3日 17時) (レス) id: a2a57b7e0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋(シュウ) x他1人 | 作成日時：2017年12月2日 15時
