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39話 ページ41

「そう………」


「ど、どうしよう………」


レイチェルは、冷静そうだ、でもエディは、完全に戸惑っている。


『エディ、大丈夫だよ。今は、レイチェルに任せよう。』


エディにだけ聞こえるように、落ち着かせるために彼の肩に手を置いて話す。


「う、うん………」


私達は、黙ってレイチェルとザックの会話を聞いていた。


「おい!!お前らはどうなんだよ、ここで俺に殺されていいのか?!」


急に私達に言われて、驚いた。
でも、言うことは決まっている。


『良い訳ないです。私達にはやるべきことがある、それに、ザックを嘘つきには、させたくない。』


「僕もだよ!!レイチェルを君一人に殺させるとか、有り得ないから!!」


「わかってんじゃねぇか………なら、今だけ俺に、殺されんな!!」


「分かった。」


『逃げよう!!』


私達三人は、一斉に駆け出した。
途中こけそうになった私を、レイチェルが引っ張ってくれた。


「ここに入ろう!!」


目の前の部屋に駆け込んだ。
最後の部屋だ、頑張ろう。
すぐにザックが追い付いてきた。
レイチェルに鎌を向ける。


バンッ!!!


「あっははははは!!」


少し遠くにある硝子の壁の向こうから、キャシーが笑いながら様子を眺めている。
ザックを撃ったのは、あの手に持っている警棒で操作したのだろうか。


「ほら、レイチェル・ガードナー、これを上げるわ。
ザックが死ぬかあなたたち三人が死ぬか。
拳銃一丁で五分五分でしょう?
さぁ、殺しあってちょうだい!!」


「おい、お前が撃たなくても、俺は我慢出来ねぇぞ……」


「……撃つなら…撃てよ!!」

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ルシアン - 紫猫さん» ありがとうございます、そう言って頂けて、凄く心強いです!!これからも、どうか宜しくお願いします!!! (2019年5月3日 1時) (レス) id: 8e18340e64 (このIDを非表示/違反報告)
紫猫(プロフ) - お疲れ様です。今回もとても面白かったです!機材の不調は自分には何も出来ませんが応援しています。頑張ってください! (2019年5月1日 23時) (レス) id: 06b40f4b56 (このIDを非表示/違反報告)
ルシアン - ツンデレっぽくなってしまいましたが、今は初めてあんなに好き好き言われたから、戸惑ってる感じですかね?夢主ちゃんを好いている訳では無いかと。 (2019年3月28日 22時) (レス) id: e17bcf6385 (このIDを非表示/違反報告)
hinasnow(プロフ) - ダニー先生まさかのツン多めのツンデレですか!? (2019年3月28日 22時) (レス) id: 06b40f4b56 (このIDを非表示/違反報告)
ルシアン - マジですか、まさかの夢主ちゃんファンが現れた?!夢主ちゃんも喜んでると思います、もしかしたら好きになっちゃってるかも? (2019年3月27日 2時) (レス) id: e17bcf6385 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルシアン | 作成日時:2019年3月8日 2時

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