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35話 ページ37

「あ”ぁ?!何でお前に渡さなきゃなんねぇんだよ!!」


『そうしないと、ザックが長く痛い思いをすることになるんですが……』


少し悲しい、心配したような声色で話すと、渋々了解してくれた。


「はぁっ、わぁったよ、ただ、すぐ返せよ。」


「…………何だ?あの椅子」


原作通り、ザックは電気椅子に座ってしまった。
そして、キャシーがテレビの画面に現れ、声が流れ出した。


ーーーーはぁい!私がこのフロアの断罪人よ。その目に焼き付けて頂戴ね?って………やだ、ザックがそこに座ったのね!
さぁて、お集まりの皆様、今から、断罪が始まりまーす!憎き罪人の苦痛に歪む姿を、楽しんで下さいませぇ!ーーーー


突如、黄色い光が見えるくらいの電流がザックに襲いかかった。


「ッ!………………」


「お……い、早く止めろ…よ………俺が死ん……だら、どうなるか……分かっ…てんだろう…なぁ?!」


「死んだら、何もできない、それは困る。」


「ど、どうしよう……」


皆、急にのことで、考えが追い付かないらしい。
よし、私は知っている、やるか。


『よいっ………しょ!!』


自分の身長くらいの高さの大きな鎌を、ふらつきながら何とか持ち上げる。


「ちょっとセリー、何してるの?!」


『この……人形の……首を跳ばすの……そしたら、止まるから!!』


「……本当?」


『うん!!』


一つ一つ、精一杯の力を込めて首を跳ばしていく。


『はぁっ、…………はぁっ、……』


「セリー、私が変わる。」


『重いよ、大丈夫?!』


「うん、やってみる。」


五、六体斬った所で、私の体力の限界を見据えたレイチェルが交代してくれた。

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ルシアン - 紫猫さん» ありがとうございます、そう言って頂けて、凄く心強いです!!これからも、どうか宜しくお願いします!!! (2019年5月3日 1時) (レス) id: 8e18340e64 (このIDを非表示/違反報告)
紫猫(プロフ) - お疲れ様です。今回もとても面白かったです!機材の不調は自分には何も出来ませんが応援しています。頑張ってください! (2019年5月1日 23時) (レス) id: 06b40f4b56 (このIDを非表示/違反報告)
ルシアン - ツンデレっぽくなってしまいましたが、今は初めてあんなに好き好き言われたから、戸惑ってる感じですかね?夢主ちゃんを好いている訳では無いかと。 (2019年3月28日 22時) (レス) id: e17bcf6385 (このIDを非表示/違反報告)
hinasnow(プロフ) - ダニー先生まさかのツン多めのツンデレですか!? (2019年3月28日 22時) (レス) id: 06b40f4b56 (このIDを非表示/違反報告)
ルシアン - マジですか、まさかの夢主ちゃんファンが現れた?!夢主ちゃんも喜んでると思います、もしかしたら好きになっちゃってるかも? (2019年3月27日 2時) (レス) id: e17bcf6385 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルシアン | 作成日時:2019年3月8日 2時

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