まほー ページ6
-ウニョクside-
ウニョク「……ん…」
お腹に苦しさを感じて、重たい瞼を開く。
原因を探ると、お腹の上でAが寝ていた。
イトゥク「あ、起きた」
俺が起きてすぐ、タイミング良くトゥギヒョンが部屋に入って来た。
その手には、美味しそうな匂いのするご飯を持っていて、同時に腹の虫が鳴る。
ウニョク「遠慮なくいただきまーす」
イトゥク「ちょっと待て。その前に、言うことがあるだろ?」
ご飯に手を伸ばそうとすると、トゥギヒョンに制止された。
ウニョク「ぅ…。ごめんなさい…」
イトゥク「ったく。無理すんなとは言えないところもあるけど、限度があるだろ。大事な身体なんだから」
ウニョク「ごめん…」
トゥギヒョンはそれ以上何も言わず、俺にご飯を渡すと、行って来ますと言って仕事へ行ってしまった。
自己嫌悪に陥りながらも、有難くご飯をいただいていると、匂いにつられてAが起きる。
A「うにょがぁ、おぁよ!」
ウニョク「Aおはよ」
多分、心配してついてくれてたのかな…。
起きた途端、俺をなめるように見回すA。
A「うにょが、いちゃぃ?」
ウニョク「え?いや、大丈夫かな?」
特に、どこにも痛みは感じてないので、素直に答えた。
すると、
A「まほー!まほー!あげゅ」
そう言って、ずっと握り締めてドロドロになった、いちごミルク味の飴を差し出された。
ウニョク「うぇ、ベッタベタ…。あ、ありがと」
ほとんど形のない飴をもらいながら、Aの手を拭いてあげる。
そんな俺をAはじっと見つめ、
A「いちゃぃにゃい?」
を、連呼。
ウニョク「ふふ、いちゃいないよ。ありがと」
そう答えると、笑顔になり、
A「まほー、しゅごいれー」
と、嬉しそうに話す。
そして、2人でご飯をたいらげると、再び心地よい眠気が襲ってきた。
今度はお腹の上ではなく、隣に抱きしめながらAを寝かせる。
わ、あったかー。
心と身体を満たされながら、夢の世界へと意識を手放す。
いい夢見れますように…。
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りこ(プロフ) - ももさん:コメントすごく嬉しいです!何度も読んでいただいて、幸せです!更新遅くてすみません…。頑張るので宜しくお願いします★ (2014年9月19日 0時) (レス) id: 7b13edaf4a (このIDを非表示/違反報告)
もも - 可愛過ぎて何度も読みかえしてます!続きがとても楽しみです! (2014年7月4日 12時) (レス) id: 0041f9fdc1 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - wakaさん:コメントありがとうございます!頑張ります! (2014年6月17日 0時) (レス) id: 7b13edaf4a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - みんなほのぼのしてて大好きです。更新待ってます(*´ー`*) (2014年5月20日 18時) (レス) id: f040a2bd35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りこ | 作成日時:2013年12月2日 13時