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恋に憧れるあの子の後ろで二十一日目 ページ22

菅原side

 


 



分かった、と呟くと向こうで笑う声がもれてきた。






でもさ、それじゃフェアじゃないだろ。Aにも、その許婚さんにも。まぁ恋敵ではあるけど。


 



それに俺が言いたかったのはさ、

 



 


「…でも俺には出来ない。…組まない。」








「…どういうこと?」


 





「…泉野さんだっけ?…アンタがどれだけその許婚さんが好きだってことは“分かった。”

 


───でも俺はそんな事、出来ない。」


 




 
なにいってんだろ。分かってる。うまい話だって。その手を取れば、Aが手にはいるんだとしても。


 





「…アイツ…、Aの事は好きで間違いない。でも、」


 



「……?」



 

「エゴでもいいし、馬鹿だって笑ってもいいけど…。Aが悲しむことはしたくない。」





 


この前、電話して分かってしまった。きっとAは気づいて無いんだろうけど。Aは、その許婚さんに…。



 



 
なんでも分かる幼なじみも辛いもんだな。

 





 
そのくらいAが好きなんだと苦笑した。


 


 



「と言うわけで、見ず知らずの泉野さんには悪いけど協力しませんから。では。」


 



 


一方的に電話を切ってため息をつく。

 



 
 




…ほんっとーに、馬鹿だなぁ…。




 




 
 


Aさんを一途に想いつつ、自分じゃない誰かと恋に落ちてくAさんの恋を応援するスガさん下さい。←

 


 

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ユナン(プロフ) - 椿さん» はい!わかりました!ありがとうございます!コメント遅くなってごめんなさい。(´・ω・`) (2016年3月6日 23時) (レス) id: cf8e161d90 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - です。 (2016年2月25日 21時) (レス) id: 6ddfbdbf33 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - すみません。見直しをしたらいいたい事が書かれていませんでした。本来いいたかったことは、メッセージありがとうございました。また、よろしくお願いします。 (2016年2月25日 21時) (レス) id: 6ddfbdbf33 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - お久しぶりです!母に見るのを止められていました。いつ見てもドキドキします! (2016年2月25日 20時) (レス) id: 6ddfbdbf33 (このIDを非表示/違反報告)
sayaka(プロフ) - ユナンさん» こちらこそ、夜分遅くにすみません。久しぶりの更新にテンションMAXです!!ありがとうございます。これからも、応援しています。 (2016年1月27日 23時) (レス) id: a1946caf5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユナン | 作成日時:2016年1月8日 0時

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