恋に憧れて十四日目 ページ15
Aside
「おーい、元気にしてる?孝支。」
「…A?どうした?」
「ううん。たまたま思い出してさ。どうしてるかなーって。」
「たまたまって…。」
「え?ねぇ、ほんとに孝支?なんか声、大人っぽくなったね。」
「ほんとに俺じゃなかったら困るだろ。せっかく久しぶりにAと話せてんのに。」
あはは、と笑うと孝支は少し押し黙った後、
「…なんか、イヤなことあった?」
「…特にないよ。」
「嘘。声でわかる。…許婚さんとは上手くいってんの?」
「…いってる。優しい(?)よ!うん!」
表情とかあんまりコロコロは変わらないから分かんないけれど、優しいと思う!いや、優しい!いい人!
そんな事を考えていると向こうでため息が聞こえる。
「…イヤなことされたり、言われたりしたらいつでも言えよ?」
「ありがとう。」
「そしたら、ソイツのとこから
──────俺がお前を奪いにいくから。」
「…え?」
最後の方はボソっとしか聞こえかかった。なんて言ったんだ?しばらくの沈黙の後、
「……Aを慰めてやるから。」
「おお!頼もしいね!うん!ありがとう!…でも、ホントにいい人なんだ。」
だから、心配しないで、と笑う。
「…ならよかった。Aには笑っててほしいから。」
「うん。ありがと。そろそろ切るね。」
菅原side
───まだ、切りたくない。
そう言えたら、どんなに良いだろう。
ねえ、俺は本気だよ?
Aがもし辛かったり苦しかったりするなら、いつでも奪いにいくから。
…そのくらいの覚悟なんだ。許婚がいたとしても。
通話を切られた音が耳元で鳴り響くなか、そっとベッドに沈みながら目を閉じた。
温かいコメント、ありがとうございます!
コメント欄で歯の心配をしていただけるなんて、なんか不思議な気分でもあり、有り難い気持ちでいっぱいです。
これからも、ご迷惑おかけしますが、どうぞ、よろしくお願いします!
ユナン
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ユナン(プロフ) - 椿さん» はい!わかりました!ありがとうございます!コメント遅くなってごめんなさい。(´・ω・`) (2016年3月6日 23時) (レス) id: cf8e161d90 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - です。 (2016年2月25日 21時) (レス) id: 6ddfbdbf33 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - すみません。見直しをしたらいいたい事が書かれていませんでした。本来いいたかったことは、メッセージありがとうございました。また、よろしくお願いします。 (2016年2月25日 21時) (レス) id: 6ddfbdbf33 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - お久しぶりです!母に見るのを止められていました。いつ見てもドキドキします! (2016年2月25日 20時) (レス) id: 6ddfbdbf33 (このIDを非表示/違反報告)
sayaka(プロフ) - ユナンさん» こちらこそ、夜分遅くにすみません。久しぶりの更新にテンションMAXです!!ありがとうございます。これからも、応援しています。 (2016年1月27日 23時) (レス) id: a1946caf5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナン | 作成日時:2016年1月8日 0時