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恋に憧れて十三日目 ページ14

Aside
 


 

デート楽しみだなー!





 
電話を切ったあとも楽しみな余韻が後を引いて妙にソワソワしていた。私は親が過保護だからめったに散歩なんて行ったことがない。






 
どこに行くんだろ。オシャレなカフェとか!?
それとも映画?散歩とひとくくりにしても色々行く場所がある。
 






 
そう言えば、とふと幼なじみの事を思い出した。小さい頃に外に行きたいってだだをこねた私を見て、たまたま家に遊びに来ていたその幼なじみが内緒で連れ出してくれたんだ。


 


 

───もちろん、すんごく怒られたけど。
 





 


あー、後は家に遊びに行ったこともあったな。
晩ご飯が激辛麻婆豆腐だったときはタヒぬかと思ったけど。







好きな食べ物が激辛麻婆豆腐とは…人類は進化してるな。うん。


 


 


…そういえば、赤葦さんの好きなものって何だろう。全然知らないや。嫌いなものも、趣味も、誕生日もなにも知らない。
 





今度、デートの時に聞いてみようかな。

 
 


そうだ、せっかくだから。


 


 

私はまた携帯を手に取った。
 






 
赤葦side


 


電話を切ってしばらくしたとき、また携帯が鳴った。



 


 

「…もしもし。いきなりどうしたんですか?
 




────阿久利(あくり)さん。」



 






『いきなりなんてヒドいな〜。それにしても、京治は堅苦しさがいつまでたっても拭えないね〜。私にだけ?』



 


 

一応幼なじみなのに、なんて電話の向こうで拗ねている。







「…でも会社からすると、俺の親の会社は貴方の会社よりも下ですし。」



 


『そんなこと言わなーい!って言っても、一人称が俺になっただけでも良しとするかな〜。』









この持ち前の明るさが俺の心を軽くしてるんだろう。きっと。そんな所が好きになったんだから。
 


 


 
…なんて、言える訳ない。
 




 

やっぱり、恋なんてデメリットばっかりだ。


 



「そう言えば、最近よく電話かけてきますね。」





 



『まあね〜。マリッジブルーかな〜。なんか憂鬱なんだよね。』


 





「…相手の方に不倫とか言われたらイヤなので電話きってもいいですか。」


 



 


『ちょ、待って!もうちょっとだけ!本当ちょっとだけだから!』


 




「…仕方ないですね……。」


 

 


惚れた弱味とは怖い。
 

 
 
 





 
※安心して下さい、赤葦落ちですよ!

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ユナン(プロフ) - 椿さん» はい!わかりました!ありがとうございます!コメント遅くなってごめんなさい。(´・ω・`) (2016年3月6日 23時) (レス) id: cf8e161d90 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - です。 (2016年2月25日 21時) (レス) id: 6ddfbdbf33 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - すみません。見直しをしたらいいたい事が書かれていませんでした。本来いいたかったことは、メッセージありがとうございました。また、よろしくお願いします。 (2016年2月25日 21時) (レス) id: 6ddfbdbf33 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - お久しぶりです!母に見るのを止められていました。いつ見てもドキドキします! (2016年2月25日 20時) (レス) id: 6ddfbdbf33 (このIDを非表示/違反報告)
sayaka(プロフ) - ユナンさん» こちらこそ、夜分遅くにすみません。久しぶりの更新にテンションMAXです!!ありがとうございます。これからも、応援しています。 (2016年1月27日 23時) (レス) id: a1946caf5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユナン | 作成日時:2016年1月8日 0時

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