壊れる世界。[HSJ]

９話 第三ゲーム ページ10

知念side

隣の部屋に移動した。

机の上に、

『誰か１人が、死になさい。』

の手紙とともに、ナイフが置いてあった。

死ね、と…？ふざけんな☆

アホでしょ。アホだよね？

宏「皆…俺、死ぬよ。」

全ー宏「はあ！？！？」

宏「最年長だしね。
みんなの事、守りたい。」

涼「薮ちゃん…でも…っ！」

宏太。そんな事、言わないでよ。

自分を犠牲にして皆を守ろうとするの、やめなよ。

宏太が死ぬより＿＿＿＿

いい方法、あるから＿＿。

侑「バッカじゃないの！？」

全ー侑「！？！？」

侑「あのさあ！最年長なら！皆の事、守りたいなら！
生き残りなよ！犯人暴いて、生き残りなよ！！」

宏「知念…っ！でも…！」

慧「どうする、気なの？」

あーあ。

やっぱりこの方法が一番かな。

手の掛かる最年長だよ、全く。

侑「わかんないの？……僕、死ぬから。」

全ー侑「！？！？」

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