壊れる世界。[HSJ]

３話 第一ゲーム ページ4

伊野尾side

ゲーム？裏切り者？…何を言っているんだ？

光「とりあえず、行こう。」

みんな次々に部屋を出ていく。

大「伊野ちゃん…行こ。」

慧「うん…。」

バタン、と扉を開けると、くじ？が置いてあった。

涼「何これ？」

裕「くじ？」

雄「何で、こんなところに？」

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾊﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ！

裏「はいはい、静粛に！」

侑「な、何！？」

裏「皆さんには、くじ引きをしてもらいます。」

くじ引き？なんで？

裏「ハズレを引いた人には、罰があります。」

宏「な、なんだよ！」

裏「罰として…
”死”が待っています。」

は？んー、理解不能だわ。

圭「なっ…どういうこと！？」

本当に、どういう事だよ！

理解できねえ！

死とか…どういう事だよ。わけわかんねえし。

裏「言葉通りの意味ですよ。」

光「マジで言ってんのか！？」

侑「ふざけないでよ！」

裏「ふざけてなんかいません。
健闘を祈ります。では。」

ぷつっ。

部屋には、冷たい空気が流れていた。

宏「本当、かな？」

裕「わからない…。」

引いてみる？でも、

ちょっと、いやだいぶ。

怖い。

怖いんだ、みんなと離れるのが、

ものすごく。

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