間に合えっ！ ページ27
ラジオの仕事を終え、家に帰ると先に帰ったはずのAがいなかった。
買い物でも行っているのか、と思っていたら、1通のメールが届いた。
Aからだ、と安心して開くと、目に飛び込んできたのは安心なんてできない文だった。
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To:お兄ちゃん
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From:A
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件名:愛川姫華です♡
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本文
Aちゃんを誘拐しちゃいました♡
これで下野さんは私のもの♡
今から髪を切っちゃうので、良かったら見に来てください！
添付写真は地図ですよー
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なんだこれ。
ふざけてるとしか言いようがない。
電車だと時間がかかりすぎる…
車、車。
気づいたら裕貴に電話していた。
今から紘の家行くから、すぐ行けるようにしておいて、と言っていた。
A、A。
Aが怖い思いをしているなんて。
｢紘！乗って！｣
｢ありがとう。｣
｢ナビに入れてもらってもいい？｣
｢うん。｣
｢愛川さん…が？｣
｢そうみたいなんだよ…｣
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｢ついた…｣
｢ありがとう！｣
走って倉庫の入口まで行った。
｢下野さぁん♡
Aちゃん、可愛くなくなっちゃった♡｣
そこには、ハサミを持つ愛川姫華と、得体の知れない男。
そして、背中まであった髪が長い所は肩下、短いところは肩の上当たりまでガタガタに髪を切られ、泣いているAがいた。
そして、気づいたら隣に裕貴も立っていた。
｢おにぃ…ちゃ、ん…っ、ゆ、うきぃ…っ！｣
｢ごめんな、怖かったよな。
帰ろう？｣
｢そんなことさせないわよぉ？
下野さん、私と住んで♡
梶さんは私の恋人になって♡｣
｢ごめんね、愛川さん。
Aと、あと1人。その2人だけが俺の妹なんだ。
愛川さんじゃない。｣
｢それに俺だって、恋人いますし。｣
｢なっ、じゃあどうなってもいいのね！？｣
｢どうなってもいいのは君の方だよ。｣
｢ど、どういう意…｣
実は車に乗っている間、Aと仲がいい声優さんに助けを求めた。
警察にも連絡を入れた。
あとは、Aを助けるだけなんだ。
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ゆうの(プロフ) - 梶裕貴厨さん» 本当ですか！？嬉しいです...！ありがとうございます！今後もよろしくお願いします！ (2017年1月13日 23時) (
レス) id: 9ee1cd1cf7 (このIDを非表示/違反報告)
梶裕貴厨 - この作品凄く好きです！梶くんがかわいすぎてww下野兄弟もwwなので更新頑張ってください！応援してます！ (2017年1月13日 18時) (レス) id: 55239e36a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの | 作成日時：2016年10月26日 18時
