兄妹というもの。 ページ22
｢お兄ちゃーん｣
｢なーに｣
｢にやにやして、裕貴とメール？お熱いわー｣
｢わちゃわちゃ言ってねえで暇なら勉強すれば？｣
｢馬鹿だし職に就いてるし大学行くつもりないし〜｣
｢進路どうすんの？保護者俺なんだけど？｣
｢どーでもいい〜じゃダメなのか…声優で！｣
｢でも売れなかったら？…まあもう売れてんのか。平気だと思うけど｣
｢ところでお兄ちゃん、気づいてますか？｣
｢紙飛行機になった進路希望調査のことかな？｣
｢なわけないでしょ！…ｺﾎﾝ、この会話、しりとりになってたの！！すごくない下野兄妹！天才じゃない！？｣
｢いや、大したことなくない？｣
｢いいや！！素晴らしいよこれは！！国宝級…｣
｢嘘だろ！？国宝舐めすぎでしょ…｣
｢しょうがないよ。国宝知らないし…｣
｢じゃあそろそろしりとりやめていいかな？｣
｢なんで！？やめちゃうの？まじ！？｣
｢じゃあ終わりまーす。｢ん｣で終わらせよう？｣
｢嘘だ嘘だ。こんなに続けたしりとりを私がこの手で終わらせなければなんて…しりとりに別れを告げよう。この言葉で…｣
｢｢……デメキン…｣｣
｢じゃなくて、なんか俺に言いたいことあるんじゃねえの？｣
｢わ、わかっちゃった？｣
｢何年兄ちゃんやってるとおもってるんだ？｣
｢苦手な声優さんがいてもいいのかな…って。あぁ、ごめんね？みんないい人たちだよ？｣
｢人間なんだしいいんじゃない？ファンの人にはわからないようにしてるんでしょ？｣
｢まあ、うん。｣
｢ならよし。｣
小さい頃からお兄ちゃんのなでなでが好きだった。
お兄ちゃんの手は温かくて大きくて優しい。
今日もいつもと同じように優しくゆっくりと頭を撫でてくれた。
安心できる。
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ゆうの(プロフ) - 梶裕貴厨さん» 本当ですか！？嬉しいです...！ありがとうございます！今後もよろしくお願いします！ (2017年1月13日 23時) (
レス) id: 9ee1cd1cf7 (このIDを非表示/違反報告)
梶裕貴厨 - この作品凄く好きです！梶くんがかわいすぎてww下野兄弟もwwなので更新頑張ってください！応援してます！ (2017年1月13日 18時) (レス) id: 55239e36a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの | 作成日時：2016年10月26日 18時
