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【民王】本気にさせてしまったが最後【貝原茂平】 ページ31

全てが完璧な貝原茂平、私と同じ総理秘書だ。その完璧っぷりときたら見事なもんだけど一つ弱点がある。
「貝原さ〜ん」
「(人3)さんそんな近づかないて下さ…アッ…」
女性経験がないから何かするとすーぐ鼻血を出す。それが面白くて可愛くて暇な時によくちょっかいを出してしまう。
「貝原さん全然馴れないんですねこういうの」
顔を背けるから目を合わせようと動き回る。
「ほっ、ほっといて下さい……」
若干赤くしてそんな事言うからもっと構いたくなる。
「それ、少なからず私の事女性として認識してくれてるって事ですよね」
彼の腕を軽く抱いて耳元で言えばビクッとわかりやすい反応をくれる。
「………」
「貝原さんの事、好きなんです」
これは本当で、いつの間にか好きになっていた。
呟くように言ったら勢いよくこっちを見る。さっきよりも顔が赤い。
「本当……ですか?」
震えた声で言うから、そんなとこも愛おしい。
「本当ですよ、前から貝原さんが好きです」
笑って言うと視界が天井をとらえ、背中が痛む。貝原さんに押し倒されたんだと一瞬では理解できなかった。
「だったら遠慮なんてしなくて良いですよね、相思相愛なんだから」
私の項に顔をうずめて、今まで聞いた事ない声色で喋る貝原さんは何とも言えない色気がある。
「貝原さァッ…」
項に歯をたてられ変な声がでてしまう、このまま食べられてしまうんじゃないかって思った。
「ずっと我慢してたんですよ」
手首を抑えていた手が離れ、頬を撫でる。
火のついた目でこちらを見る彼にこのまま主導権を握られるのも何かアレだから貝原さんの首に手を回して口付けをしてやった。
それが彼の理性を完全に吹っ飛ばしてしまったようでいつもビシッと着こなしているスーツを乱させる。
「もう、駄目ですから。いいですよね、誘ってきたのはそっちなんですから」


本気にさせてしまったが最後



(童貞卒業ですかぁ…もうイジれないじゃないですか)
(…終わった直後そういう事言うのやめて下さいよ)

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設定タグ:アニメ , 漫画 , 短編集   
作品ジャンル:アニメ
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たらスパ@光無(プロフ) - ほぁあああっ← 迅さんんんんんん← だが俺はとっきーと出水なんだ☆(( 更新頑張れ!!! (2015年2月11日 0時) (携帯から) (レス) id: eecf51074b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海塚 春一 | 作成日時:2015年2月10日 9時

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