【ごちゃ混ぜ】malattia d'amore【短編集】 (ページ25)

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【Fate/GO】あの響きをもう一度【Sherlock Holmes】ページ25

「ねぇホームズ、またマスターって呼んでよ」
ダストデータ云々のときにマスターって呼ばれてそれっきり。一緒に戦いにも行ってくれない。
「A君、残念ながらそれは出来ない」
「なんで」
「どうやら私と君の契約は正式のものでは無いらしい。要は聖晶石が足りない」
しれっとそんな事言ってコカイン注射してるよこのヤク中……
「貴男にどれだけ聖晶石注ぎ込んだと思ってるの！？800は余裕でいくよ！？」
夏のあの絶望は忘れられない、カルデアの外のように私の懐も吹雪がふいていた。
「仕方の無い事さ、次の機会を待ちたまえ」
今度はパイプをふかしている……
「私貴男の事好きなんだよホームズ」
「知ってるとも。今までの君の態度を見れば一目瞭然だ」
この探偵には隠し事一つも出来ない。
「……令呪をもって命ずる」
「A君」
「はいすみません令呪無駄使いしませんごめんなさい」
でも時間経つと復活するし…とか言ったらまた冷たい目で見られそう…って思ってる事もお見通しなんだろうなぁ…
よし、強硬手段をとろう。
椅子に座ってるホームズの膝の上に向かい合わせになるよう跨ってみる。
「マスターって一言言ってくれるだけでいいんだけれど！そうしないと色々やっちゃいますよ探偵さん！」
流石に興味の無い女性に詰め寄られたら不快感MAXだろ！悲しいけど！
「A君、レディにしては少しやり方が下品だ」
冷ややかな目で見られ煙を顔に吹きかけられる。
「げほっ…ちょっ、すみません調子乗りましたそんなに煙吹きかけないでください！」
退散しようと椅子から降りようとしたら腰に片手をまわされてよりくっついてしまう。
「ホームズ……？」
「君、男が女性に紫煙を吹きかける事の意味を知らないのかね」
いつもの人をからかってるかのような笑みでそんな事を言う。
確か以前にそんな感じの俗説を聞いた気が………
「……ホームズ……嘘でしょう？何考えてるの」
意味を思い出して身動ぐけど逃げられない。こんのバリツ使いめ……
「君が私を懸命に欲する姿は見ててとても心地良くてね、どうも虐めたくなってしまうのだよ」
なっ…今までの反応は…わざと……って事…！？
「だが…ついさっきの君の行動、そして現在のこの体勢は非常によろしくない。だから私も動かざるを得ない」
あぁ…目が本気だ…
「今夜は貴女に服従しよう。ねぇ？私のマスター」
そう耳元で甘ったるく囁かれたら抵抗出来ないじゃない。

あの響きをもう一度

(QPとるからね)
(なにそれきいてない)