【ごちゃ混ぜ】malattia d'amore【短編集】 (ページ14)

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【BLACK LAGOON】日本人式平和雑談【岡島緑郎】ページ14

(前回と同じ夢主がラグーン商会に行くだけ)

「やぁ、遊びにきたぜラグーン商会」
今日Aは張を口説いてラグーン商会へ赴いた。いつものアリサカライフル、三八式歩兵銃を携えて。
「おっ、Aじゃねぇかどうしたんだ？依頼か？」
ソファに寝っ転がっていたレヴィが嬉しそうに起き上がる。
「いんや、今日は新人くんと話したくてね、居るか？」
「あぁアイツなら出掛けてるよ、まぁすぐ戻ってくるだろうから待ってろよ」
少しぶすっとした顔でソファの上で胡座をかくレヴィの向かいにAはライフルをおいて座る。
「そのライフル、いつのモンなんだ？」
「あー、そうだな1900年代の中頃くらいかね」
「へぇ、随分大事に使ってんだなぁ」
「まぁね」
少し話をしているとドアの開く音とただいまという声が響いた。
「遅えぞロック、お前に客だ」
「やぁ、ラグーン商会の新人くん」
「あ、張さんのとこの…」
「(人3)A､君と同じ日本人だ。いやぁ久々に同じ日本人に会えたし長い付き合いになりそうだから親睦でも深めようと思って」
Aがそう言うとロックは感激したような、安堵したような顔をしていた。
「まさかこんな物騒な場所でまた日本人に会えるだなんて……!!!俺は岡島緑郎、今はロックって呼ばれるけど…」
「ロック…ロックねぇ！！イカしてる。張大哥共々これからよろしく頼むよ」
Aはおもむろに煙草を取り出した
『純粋な質問なんだけど(人3)さんはなんでこんな物騒な世界に身を置いているんだ？』
『Aでいいよロック。…そうだなぁ話せば長くなるがまぁ…国に売られちゃったね』
『まさか、日本がそんな…』
『以前は陸自の幹部だったんだよ、いろいろあって…まぁいろいろと』

「駄目だ張の旦那、お2人さん日本語で話してらぁ何言ってるかさっぱりだ」
レヴィはついさっきやってきた張に会話に入れない不満をこぼしていた。
「日本人同士たまには平和的に雑談もしたいんだろ、もう少し待ってやれ」

『ーそんでなんやかんやで三合会に身を置いて張大哥と行動を共にしている』
『はぁ…』
『笑い話だと思ってくれ、なんであれこうして君と出会えたのはなかなか嬉しいもんだ』
『俺もこんな街でもちゃんとした人がいて少しホッとしたよ』
「それAの事言ってるなら間違いだぞロック。Aはかつて極右で狂信的な愛国心を持ってたイカれだぞ」
「大哥！」

日本人式平和雑談

(あとAは俺のだから蜂の巣にされたくなかったら手を出すなよ)
(ﾋｲｯ…)