航海223日目 ページ22
side urako
う「もうそろそろ寝ましょ」
さ「せやなぁ…もう大分眠いわ」
う「電気切るから布団入って寝てていいよ。おやすみ、ゆっくり休んでね」
さ「うん。おやすみ、うら子」
パチッ
電気を消し暗くなった部屋でモゾモゾと布団の中に入って力を抜く
けど、なかなか眠れなかった
隣では既にさか子が眠ったのかスースーと規則正しい寝息が聞こえてくる
う(いつか教えてくれる…ね。そんな日来るのかな？きっといくら信頼されてても、あの子達は話してくれないんじゃ無いかな)
寝返りをうちながらさっきのさか子との会話を思い出してみる
う(貴族の女性だからこそ身に付く事の無い筈の剣術、武術、銃術…)
今までも疑問に思わなかった訳じゃ無い
聞いちゃいけないかも…
そう思ったから聞かなかっただけだ
う(聞いたら私達には掻い摘んで話してくれる可能性はある。けど、肝心な所は教えてくれない気がする。それが私達の命も危険に晒すような事だったら尚更あの子達は話さない)
線引きはあの子達次第だけど
う(何で戦えるの？
どうして旅をしていたの？)
その事については多分教えてくれる
けど…
う(どうしてそうなったの？
どうして世界朝廷の内部まで知ってたの？
何がそんなにせん子を苦しめてるの？
しま子との関係は？)
その辺は教えてくれないと思う
有りそうな嘘をつかれるのがオチだ
う(前途多難ね)
仰向けになり天井を見つめる
う(そのくせ私達の事情は詳しく知ってるんだもん。ずるいなぁ)
う「はぁ…」
う(そもそも助け出してくれたのがしま子とせん子だったもんね)
あの時2人は何と名乗っていたか…
う(確か…マヤとAだっけ？)
ゴロンと横を向く
う(2、3年だっけ？向こうに居た副船長さんならこの名前に聞き覚えがあるかも)
反対方向に寝返りをうつとさか子も私の方に体を向け笑いながら眠っていた
う「ふっ…ふふ…w」
う(間抜けな寝顔…w)
思わず笑い声を漏らしながら、見ないように反対方向を向く
う(明日、副船長さんに聞いてみよう。マヤって子とAって子が反対の海域に居たのか、それと話題になってたりしなかったか)
最悪お嬢様2人が行方不明なら話題に上がってても可笑しくないしね
少し卑怯かもしれないけど、こうでもしないと2人について分からないままな気がする
ごめんね2人とも
To Be Continued
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あ - 初コメ失礼します。とても楽しく読ませてもらってます。ありがとうございます！次の更新も待っています。 (2022年10月10日 15時) (
レス) @page48 id: d908ec33e4 (このIDを非表示/違反報告)
みこ - 更新ありがとうございます！！！！！めっっっっっっっっちゃおもしろいです！続き気になりすぎます、、、 (2022年8月23日 22時) (レス) @page47 id: e4e9b399b8 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ() - めっちゃ面白いです。次の更新めちゃめちゃにまってますね (2022年7月18日 17時) (レス) @page43 id: 857dce4f12 (このIDを非表示/違反報告)
みこ - めっっちゃくっちゃおもしろいです！！！！！更新待ってます、、、！ (2022年6月29日 8時) (レス) @page42 id: 9bdf52cb2f (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - 初コメ失礼します。この作品大好きです！次はいつ更新される予定ですか？更新楽しみに待ってます！ (2022年2月12日 1時) (レス) id: ecc44b4bf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アシアト | 作成日時：2020年12月15日 17時
