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トントン ページ5
急いで出たもんだから動悸が凄い
''ふぅー''
とりあえず、ひと呼吸してから駅員室を目指そうとキョロキョロしているとトントンと誰かに肩を叩かれた
ん？私？でもホームは混雑していたからぶつかっただけかと思った。
でももう一度肩を叩かれる。
しかもまた何か言ってる
さっき電車の中で聞いたのと同じやつっぽいけど、、、
''チョギヨ''
ほら、やっぱり同じ
チョ？チョなに？
とりあえず振り向いてみると顔が見えない
もう一度前を向き直して、また後ろを振り返る
するとわたしの財布とお母さんに書いて貰ったぐちゃぐちゃになった紙を差し出された
そして上を見上げると顔があった
身長が大きすぎて、振り向いたときは見えなかったんだ
黒マスクにねむそうな人
そしてまたチョギヨそう言ってる
どうしたらいいか分からないでいると
『ハングルOK？』
そう言ってくれた
わたしは申し訳なさそうに
『No』と答える
すると彼は携帯を出しなにやら打ち込んでから私に見せてきた
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作者名：OK | 作成日時：2015年3月22日 21時
