彼はいわゆるジェラシーボーイ (ページ26)

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きっと気付いてないページ26

お母さんは彼にニコニコしてるし、彼もお母さんしか見ていないし、なんか私だけ違う空間にいるみたいだった

ジョンイン『また来てくださいね』

お母さん『ありがとう、とても美味しかったわ！サービスもありがとう！また来るわね』

そう言ってチキン屋さんを後にした

家に帰るとおばあちゃんは帰って来ていた

おばあちゃん『あら、どこいってきたんだい？』

お母さん『あそこのチキン屋さん！サービスもして貰っちゃった～♪』

おばあちゃん『あら、えらく機嫌がいいね』

お母さん『だってサービスしてもらえるなんて、嬉しいじゃない、しかもかっこいい店員さんで』

おばあちゃん『あら、ここに行ったのかい？』

私『おばあちゃん知ってるの？』

おばあちゃん『知ってるも何も、キムさんとこのお姉さん達のお店だよ、ジョンインくんも居たろ？』

お母さん『キムさん？ジョンインくん？』

おばあちゃん『前に話したろ？恩人の友達がいるって。この前のAが迷子になったときもキムさんのお孫さんに助けて貰ったんだよ』

お母さん『えっ？じゃあAの助けてくれた人がさっきのチキン屋さんのかっこいい店員さん？』

私『………………う、うん。』

お母さん『なんで、何も言わないのよ、話しかけたら良かったのにー！！ほらやっぱり運命の！』

私『それはないよ！だって私に気付いてないみたいだったし…………。』

お母さん『それは仕事してたからじゃないの？』

私『きっと私に気付いてないんだよ……』