彼はいわゆるジェラシーボーイ (ページ17)

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恩人ページ17

おばあちゃん『そーいや、キムさんちには確かAよりも若い孫がいるんじゃよ、なんて言ったけかぁ、名前がすんなり出てこないハハハ』

私『ふぅーん、そうなんだ～ねーねーおばあちゃんキムさんとはどんなお友達なの？昔付き合ってたとか？？』

おばあちゃん『ハハハ、付き合うだなんて。キムさんは大切なお友達なんだ。昔色々お世話になってね』

私『お世話？』

おばあちゃん『そうお世話！というか恩人だよキムさんは。』

私『そっかぁ恩人かぁ』

なんだか恩人っていう言葉を聞いたら彼を思い出した。

頭の中にあの時のことが蘇る

おばあちゃん『助けてくれたんだ、昔。まだ私が若い時だよ、日本から韓国に来たとき。今のAみたいなときさ、おばあちゃん道に迷ってしまって途方にくれていたとき声を掛けてくれたのがキムさんなんだ。』

私『えっ？』

おばあちゃん『実はおばあちゃんの親も離婚して、日本から親戚がいる韓国に来た。親は離婚してすぐ亡くなってしまったからね、道を教えてくれた後も色々教えてくれたり本当に助けてくれたんだ。そして今もこうしてお友達さ』

私『素敵なお話だね、キムさんは素敵な人だね』

おばあちゃん『あぁ素敵な人だよ、ここだけの話、実はキムさんに憧れていたりしてね。まぁ憧れで終わったが今もいい関係なんだ。』

私『なんだかいいね』