心の氷２〜愛され魔導士は最強美女〜

５０度 ページ8

「あいつ等…列車を乗っとったの！！？ 」

「みたいだね」


ルーシィとハッピーは魔道四輪の窓から顔を 出しざわつくクヌギ駅を見る。


「馬車や船とかならわかるけど列車って……。」

「あい……レールの上しか走れないし奪ってもそれほどのメリットないよね。 」

「ただしスピードがある」


二人の会話にグレイが加わる。Aの肩にはまたしても乗り物酔いのナツが苦しそうにもたれ掛っていた。


「グレイの言う通り何かをしでかす為に奴等は急がざるをえないということ。」


他にもなんパターンかはある。 他には駅にしかないものを使うため。他には 駅には人が多い。それを使い人を集める。と いうことも考えられる。Aはグレイ達が話してる間もうんうんと考えていた。

「もう軍隊も動いてるに…捕まるのは時間の問題なんじゃない？」

「…だといいんだがな……」

「それは無理じゃない？」

「「！！」」


Aの言葉にルーシィが驚いて振り返る。


「そんなんで捕えられるんだったら鉄の森は闇ギルドになってないし相手は全員魔導師。今日の病院は忙しくなるだろうね」


Aはそう言って微笑む。ルーシィとグレイとハッピーは頬を染める。
対するAはエルザの元へ行き「変わるよ」とエルザの腕に付いていたSEプラグを自分の腕に付ける。


「そんなことさせないけど！！」


Aは魔道四輪を飛ばす。そしてあっという間に街中に着いた。

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