79度 ページ40
「何考えてるの?ジークレイン」
「何も?」
「嘘つき。」
Aは待機室のソファーに座る。そしてジークレインを静かに睨む。
対するジークレインはわざとらしく肩をすくめて怯えてみせた。
「どうやってAを落とそうか考えてたって言ったら?」
「無理だって言うわ。」
「つれないねぇ、」
グイッ
「っ!!」
するとジークレインはAの腕を掴みソファーに覆い被さり縫い付ける。
両手を頭の横で拘束され、あからさまに嫌そうに顔を歪めた。
「どういうつもり?」
「この体制で男と女がやることなんて一つだろ。」
スッ
「っ」
いつの間にかAはジークレインの首元にナイフを押し当てていた。押さえつけていたはずの手首はいつの間にかタオルに変わっていた。
ナイフの無機質な冷たさにジークレインはゾクリとした。この感覚は嫌いじゃない。恐怖と無邪気さが混ざったようなゾクゾクする感覚。そして何よりもAがジークレインを見るこの強い瞳。それが何よりも好きだった。
「いいねぇその瞳。それが俺を惹きつけるんだ。」
「離れなさい。」
「…分かったよ、」
そういうとジークレインは体を起こしAの上からどいた。Aも体を起こしソファーに座り直す。
「Aこれだけは言っておく。」
「?」
「お前は俺のものだ。」
その瞳は狂気に染められていた。
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海姫(プロフ) - ウェンディさん» ありがとぉぉぉぉぉおおおおおおございます。私とぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおっても嬉しいです。笑 (2015年12月2日 1時) (レス) id: d87b6866b9 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっても面白いです!完全にハマりました(*^◯^*) (2015年8月13日 17時) (レス) id: 0edb64df0f (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 三日月さん» 自分で読んでみて71度のスカイフェレナをスカイローズに直しました!御指摘ありがとうございます! (2014年6月20日 23時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 三日月さん» ありがとうございます!ちなみにどこがスカイフェレナになってましたか!? (2014年6月20日 22時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - わかりました!最新がんばってください^^ (2014年6月20日 19時) (レス) id: 5ac51fa3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海姫 | 作成日時:2013年11月9日 22時