46度 ページ4
「へぇ。妖精の尻尾の魔導士なんだ。」
男はナツの肩に押してある赤いギルドマークをチラッと見ると楽しそうに笑う。
「妖精の尻尾って言えばミラジェーンとAスカイローズが有名だよね。」
「ミラはとても素敵な人ですよ。」
「そういう君は"始まりの姫(クレアシオン ラプランセス) "のAちゃんかな?」
Aの口元に浮かべていた笑みがスッと消える。始まりの姫とはAに付けられた字だ。その字を気に入っていないAは不愉快そうに眉をひそめる。たいする男はよりいっそう楽しそうに笑う。
「Aちゃんってソーラーの彼女にしたい魔導士、男女が認める最も可愛い魔導士ランキングで3年連続一位保持者なんでしょ?すごいねー。」
「…。」
Aは男を見つめる。 スラリとした体形だが手の形やオーラからみて戦闘経験はきっとある。
そして魔導士であるなら妖精の尻尾のAに名乗らない時点で日向のものではない。つまり闇ギルド。ここら辺を仕切っている闇ギルドといえば、
グイッ
「っ!!」
「へぇー!近くで見ると余計美人だねー。この顔でいろんな男を誑かす訳だ。」
すると男はAの腕をつかみ自分の方へ引き寄せた。頭ばかり動かしていたためそのまま体は前に倒れる。
「…離して。」
「お…前、A…に…触るな!」
するとナツは手に炎を纏い殴ろうと立ち上がった。が乗り物酔いが激しいらしく火はプシュゥゥと音をたてて消え、ナツもズルズルとしゃがみこむ。
「ぷっ…なにそれ!そう言えば言うの忘れてたけど俺達が妖精の尻尾のことなんて呼んでるか知ってる?ハエだよ!ハエ!!」
「ぐほっ!」
すると男の影がナツを攻撃し、そのまま吹き飛ばされる。Aは立ち上がり男を睨む。
「やっぱり魔導士だったのね。どこの闇ギルド?」
「(気がついてたのか…。)」
キキッーーーーー!!!!
「「「!!?」」」
それは本当に突然、電車が大きな音をたてて急停止した。Aはナツに倒れ混む。ナツは酔った身体を必死に動かし、Aの体を受け止める。
《駅で緊急停止ボタンが押されたため緊急停止いたします。皆様には大変ご迷惑をお掛け致します。》
「止まった!!」
「(たぶんエルザ達だね…。)」
「てめぇさっきはよくもやってくれたな!それにAに気安く触れやがって!!」
「ぐはっ!」
するとナツは男を殴り飛ばす。そしてニッと笑うと「ハエパンチ!」と言い手をブンブンと振り回した。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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海姫(プロフ) - ウェンディさん» ありがとぉぉぉぉぉおおおおおおございます。私とぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおっても嬉しいです。笑 (2015年12月2日 1時) (レス) id: d87b6866b9 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっても面白いです!完全にハマりました(*^◯^*) (2015年8月13日 17時) (レス) id: 0edb64df0f (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 三日月さん» 自分で読んでみて71度のスカイフェレナをスカイローズに直しました!御指摘ありがとうございます! (2014年6月20日 23時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 三日月さん» ありがとうございます!ちなみにどこがスカイフェレナになってましたか!? (2014年6月20日 22時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - わかりました!最新がんばってください^^ (2014年6月20日 19時) (レス) id: 5ac51fa3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海姫 | 作成日時:2013年11月9日 22時