１９度 ページ24
ルーシィはサァーと青ざめる。この際ハッピーがバカとか言っている声は聞こえない。
「【あたし帰りたい】と申しております」
「はい、どうぞ。と申しております」
「あい」
「え…ちょっとォ！」
Aはバラバラになるナツとルーシィに眉を八の字にした。
「ナツ！」ｷﾞｭｯ
「ん？なんっ………は？」
Aはピョコピョコとナツを追いかけ背中に抱きついた。ナツも初めは気がつかなかったが振り返ろうとしたときAが抱きついていることに気がついたらしくマヌケな声を出した。
ナツから抱きつくことはあってもAから抱きつくことなどない。そんなことからかナツは大きな期待に胸を踊らせた。
「なっ…ななななんだA！！？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
「ナツ。やっぱり私…」
「(つ…ついに来たのか！？？)」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
「私やっぱりルーシィを一人にできないよ」
「(そっちかー！！)……なんでだ？」
ナツは"反対"と書かれた看板を持ち「置き去りはんたーい！」と訴えるAに肩を落とした。
というか良く考えたらあの(鈍感な)Aがそんなことするはずない。
と安心しながらも落ち込んでいた。一分前の自分を殴りたくなった。
「(なんか落ち込んでる…？)ナツは強いでしょ？だからバルカンに出くわしても倒せるからね。それにマカオに出くわしたとき運べるしいろいろ安心なの。でもルーシィは新人だし女の子でしょ？何かと心配で…」
「そうか！じゃあAはルーシィの傍にいてやれ！心配だろ？」
ナツは背中に感じる温もりを抱きしめた。小さく「わぁ！」と驚くとナツの胸の中でもぞもぞと動き頭を上げ笑う。その笑顔が可いのなんの…。このまま連れて帰りたい衝動にかられるがグッと耐える。
「温かいね」
「炎の滅竜魔導士だからな」
「…マフラーありがとう」
「おう」
「マカオに会ったらビンタね」
「おう！絶対ェしてやる！」
「じゃあ私はルーシィの所に行くね！」
「分かった！」
そしてAはピョコピョコとルーシィのトコロへ向う。その歩き方に少しだけ違和感を感じたが、雪の上だから。と一人で納得してマカオを探しに出た。
「マカオー！！いるかー！？」
「マカオー！」
「バルカンにやられちまったのかーー！！」
ナツとハッピーは雪山で叫ぶ。
すると上の方からガサッボズッという音がした。ナツが見上げると黒い塊が見え、それは重力に従い地面へ落ちてきた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
ナツのマフラー
ラッキーソング
恋焦がれて見た夢 絢香
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赤音 - 真顔から笑顔になれるんだすげぇwwwあ、あとキャラクターのセリフの前にいっている人の名前をかいてぐさるとありがたいです！！私はバカなもので人一人のセリフ覚えれないんです…… (2015年8月15日 12時) (
レス) id: a4efc12e17 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - とっても面白いです！小説頑張ってください！ (2015年8月13日 16時) (レス) id: 0edb64df0f (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 水@さん» 真顔、から笑顔です！！確かに言われてみれば謎ですね、失礼しました！！ (2015年5月19日 0時) (レス) id: b9de7aef37 (このIDを非表示/違反報告)
水@ - 極度の鈍感で「付き合って」というと真顔で「いいよ！どこに行くの？」にニコリと笑う。…な ん で す と！？真顔で笑えるのですかっ！？それとも真顔から笑顔になるんですか？…長文失礼。この作品面白いですねっ！ (2015年5月17日 23時) (レス) id: 8f6e1d2a85 (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - ユキノさん» ユキノさん！ ご指摘ありがとうございます。これからも、何かあればよろしくお願いします！ (2015年3月24日 9時) (レス) id: b9de7aef37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海姫 | 作成日時：2013年9月26日 18時
