そーさふぁいる３ ページ3
朝、最近ようやく慣れてきたAの部屋で目を覚ます。
が、いつも一緒にいたAはやっぱりいなくて昨日のことが現実だったのだと実感した。
「おはようございます。」
頭をかきながら、動揺を隠すようにいつも通りを装って挨拶をする。
リビングには俺以外のみんな…いや、俺とA以外は揃っていた。
この辺、という場所に座るといつもAがいる場所にご飯が置かれていた。
「あの、お母さん？」
「ん？」
お母さんに言おうと思ったが、なんとなく言う気にならず、俺はいただきます、と寂しさをかき消すように言った。
「あのーちょっといい？」
朝ごはんを食べようと箸を手に取った時、唐突に蘭たんが声を発した。
「なにー？居場所がわかったとか言うのー？」
なんて、裕太がご飯を口に運びながら一言。
蘭たんはそんなことないんやけどーっと言葉を濁してから
「…なんでこんな葬式みたいな雰囲気なの？」
蘭たんの一言に裕太とお母さんが反応する。
それでも構わず蘭たんは言葉を続ける。
「Aちゃんは生きてるに決まってんじゃん？だったら救えばいいじゃん。」
そう言って歯をみせて笑った。
確信はないけど、なぜか大丈夫だと思わせる力を持っている蘭たんはやっぱりすごい人だった。
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七瀬。(プロフ) - すごく面白いです( ；__；)更新待ってます！ (2020年4月19日 2時) (
レス) id: 63bc0d8925 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 更新待ってました！ありがとうございます！ (2019年11月10日 19時) (レス) id: 24d7937625 (このIDを非表示/違反報告)
ずんずん人間 - 更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2019年11月10日 18時) (レス) id: e3d1b187df (このIDを非表示/違反報告)
ハル - この作品本当に好きです (2019年10月14日 16時) (レス) id: d53fe340fe (このIDを非表示/違反報告)
乱麻(プロフ) - 更新待ってました、、有難う御座います、、 (2018年7月29日 16時) (レス) id: 57c8df0593 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちおか
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ko-kinn
作成日時：2016年5月15日 1時
