捜査ファイル１０ ページ10
「お母さん。」
朝食の食器を洗っているお母さんに恐る恐る声をかける。
お母さんは流していた水を止めて、私の方を向く。
「何よ、そんなに改まっちゃって。」
「いや、あのさ…」
目を泳がせながら話を続きを言う。
「おじいちゃんが描いた結構有名な絵…どこにあるか知らない？」
そう聞くと、お母さんは目を大きくして驚いたと言う表情をする。
でも、すぐに考え込む。
「A、おじいちゃんが有名な絵描いたことあるの知ってたのね…。んーっと…」
私が苦笑いをしてごまかしながらお母さんが閃くのを待った。
数秒後、あっ、と小さく呟く声。
「今から持ってくるわね。」
なんて言って、2階に登っていく。
私はイスに座って取りあえず待った。
＊
「これー!」
じゃーんっと言って見せてきた絵は、金色の額縁に飾られていて、高級感があふれていた。
高級感は溢れているけど、金色の額縁には埃がうっすらと積もっていて年季を感じさせる。
「それ、私の部屋に置いてもいい？」
「えー？A、芸術に目覚める感じー？」
なんて冗談交じりに言い、私に絵を渡してくれる。
大事に持って、部屋に居るキヨさんに話しをしようとすると後ろから声をかけられる。
「もしかして、怪盗から予告状でも来た？」
お母さんの冗談だという事はわかっているが、思わず固まる。
「…そしたら警察のキヨさんが来てるってことも説明できるわよね？」
お母さんが鋭い視線で私の事を見る。
お母さんのこういう勘、すごく苦手です。
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まちおか(プロフ) - 澪音さん» 私もレトさんに誘拐されたいです.笑。面白いなんてありがとうございます！更新頑張ります！！！！ (2016年5月9日 15時) (
レス) id: 0472e1c93c (このIDを非表示/違反報告)
まちおか(プロフ) - Lieさん» お母さんは強いですよ.笑。レトさんかっこよく書けててよかったです！更新頑張ります！ (2016年5月9日 15時) (レス) id: 0472e1c93c (このIDを非表示/違反報告)
まちおか(プロフ) - スピカさん» １からなんてお疲れ様です.笑。更新遅くて申し訳ないですが、頑張ります！ (2016年5月9日 15時) (レス) id: 0472e1c93c (このIDを非表示/違反報告)
澪音 - レトさんに誘拐されたい((唐突 すっっごい面白い(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) これからも頑張ってください！応援してまぁぁぁす！！ (2016年5月5日 4時) (レス) id: 5cde56088b (このIDを非表示/違反報告)
Lie - お母さん強い(確信)急にすみません。レトさんカッコいいです。更新楽しみにしてます！ (2016年5月5日 0時) (レス) id: 0da34f1f2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちおか
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ko-kinn
作成日時：2015年9月19日 10時
