捜査ファイル２１ ページ21
「怪盗レトルト…!」
しかし、安心したからと言って怪盗と言うライバルに泣きつく気はない。
私がキッと睨みつけると、怪盗レトルトはバカにしたように両手を挙げて降参のポーズをする。
「おぉ、怖い。」
「なんでいるんですか。」
私がそう聞くが、それに関する返事はなかった。
代わりに返事をするかのように、私の家の中から階段を下りてくるような音。
私は驚いて怪盗レトルトに抱きつく。
「…うぇ!!?」
怪盗レトルトも抱きつかれると思ってなかったのか、驚いたように声を出す。
そんな事よりも私は家の中の物音が気になり、暗闇に目を凝らす。
見えたのは長身に赤ジャージ。
そして、ふわっとした髪。
「…まさか、」
「あれ、A。どうし…た、」
「あっれー、キヨ君じゃん。」
怪盗レトルトがこんちゃーす、なんて言いながらキヨさんに片手をあげる。
キヨさんは私と怪盗レトルトを交互に見て、怪訝そうな顔をする。
「…何してんの。」
「…キヨさんが幽霊かと思いました。」
「Aちゃんビビってんじゃーん。」
怪盗レトルトがギュッと私の肩を抱いてくる。
思わず手が出てしまい、ドンッと怪盗レトルトを押す。
私と怪盗レトルトが離れたところをすかさずキヨさんが抱き寄せる。
「…うちの大事な助手に手を出すなよ。」
「こっわー」
キヨさんが睨むが、怪盗レトルトはひるまなかった。
「俺は一回見学に来ただけー。」
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まちおか(プロフ) - 澪音さん» 私もレトさんに誘拐されたいです.笑。面白いなんてありがとうございます！更新頑張ります！！！！ (2016年5月9日 15時) (
レス) id: 0472e1c93c (このIDを非表示/違反報告)
まちおか(プロフ) - Lieさん» お母さんは強いですよ.笑。レトさんかっこよく書けててよかったです！更新頑張ります！ (2016年5月9日 15時) (レス) id: 0472e1c93c (このIDを非表示/違反報告)
まちおか(プロフ) - スピカさん» １からなんてお疲れ様です.笑。更新遅くて申し訳ないですが、頑張ります！ (2016年5月9日 15時) (レス) id: 0472e1c93c (このIDを非表示/違反報告)
澪音 - レトさんに誘拐されたい((唐突 すっっごい面白い(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) これからも頑張ってください！応援してまぁぁぁす！！ (2016年5月5日 4時) (レス) id: 5cde56088b (このIDを非表示/違反報告)
Lie - お母さん強い(確信)急にすみません。レトさんカッコいいです。更新楽しみにしてます！ (2016年5月5日 0時) (レス) id: 0da34f1f2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちおか
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ko-kinn
作成日時：2015年9月19日 10時
