学園怪盗∞ PART２ (ページ7)

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麗華「今すぐそこにあるTV(テレビ)電話で塔を返すように言うのよ。そうそうついでに“ヘリオスの黄金”も返していただくわ」

いつか「亮くん⋯っ!!」

亮くんがTV(テレビ)電話をかけ、スクリーンに侯隆が映る。

侯隆「り⋯亮!? 大丈夫か!? いつかも無事かっ!?」

亮「⋯ああ、おれは大丈夫や。⋯それより４つの塔と“ヘリオスの黄金”をすぐに理事長に返すんや」

侯隆「な⋯そんなことできるか⋯っ!!」

侯隆が亮くんの目に気づく。

侯隆「亮⋯おまえ⋯！」

麗華「━━あら、そんなこと言ってもいいの？言うことをきかないと、大切な近藤いつかさんが大変なめにあうわよ」

理事長があたしをスクリーンの前まで連れていく。

侯隆「いつか⋯っ！」

いつか「き⋯侯隆!!」

麗華「ほーら。こんなに苦しんでいるわよ、いいの？」

いつか「う⋯っ」

理事長があたしの首を絞める。

苦しくなって咳き込むと

侯隆「や⋯やめろ⋯っ!! ⋯わかった。塔と矢は返す。やからいつかには手を出すな⋯！」

侯隆が答える。

いつか「だめ!! そんなことしちゃダメよっ!!」

あたしは止めるが

侯隆「⋯ええんや、いつか」

侯隆が微笑む。

侯隆⋯

キッと睨むと

侯隆「今からすぐに塔と矢を持っていく！待ってろ!!」

そう言って電話が切れた。