泣きたくない〈SEVENTEEN〉

15 ページ42

スングァンを連れてきたのは、お城の誰も知らない月が良く見えるところ。


私が、たまに来るところで、誰にも教えていなかった。


SG「うわぁ！ここ、すごいね！」


「でしょ。」


二人で並んで座って、月をしばらくみてた。


…スングァンって、意外と顔綺麗だよね、



ギュっ


へっ？いきなり手を掴まれて、横を見ると



SG「寒いでしょ！Aは王女なんだし、体を大切にしないと！」


少し顔を赤くして、笑いかけてきた。



「あはははっ、そうだね！ありがと。」



それから少し、話をした。

話っていっても大体私がアンパンマンネタで、スングァンをいじってるんだけど。




こんな、時間がずっと続けばいいのにな。。






ﾐｸ「ぁぁ！こんなところにいた、ってすいません！」




ﾐｸが探しに来てくれたようで、ってなぜここが分かったのか？




SG「いえ、こちらこそすいません。少し、話をしていたもので、」



「今戻るから。」






SG「じゃぁ、またあとで。」


耳元でささやかれた。

少しドキッとしたのはばれてないはず。









私は少し前に、こんな時間がずっと続けばいいのにって思った。


--でも、そんなことはありえなかったようだ。。。

作者から→←14

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す