泣きたくない〈SEVENTEEN〉

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hoshi side


前々から気になっていた。


ジフンの彼女。









俺には、彼女がいた。


大切で愛していた。





だけど、





俺のせいで、傷つけて、追い込んで、



すれ違って、



つないでいたはずの手を、離してしまった。





俺は常に、新しいダンスを考え続けている。


そのせいで、


家にいる彼女のもとへ、帰るのはとても少ない。

デートもしょっちゅうドタキャンしていた。







そんなとき、


『さみしい。』


彼女の辛そうな声を聴いた。






そのとき、手を放した。


俺は最低だ。


『ﾌｯ、俺は平気だ。(僕は大丈夫)
　
　今忙しいんだ。(君に会いたくない)じゃあな。』





変な意地をはって、

心が思うように開いてくれなくて。









ジフンに彼女がいて、ジフナは家にあまり帰っていなくて




…俺みたいになるんじゃないか。









とても心配だった。








ジフンはいつも完璧で、その裏には信じられないほどの


努力がある。



そんなジフンだからこそ、傷ついてほしくない。



後悔してほしくない。

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