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ジェシーside
リ「大成功だったね」
ジ「ああ・・」
リ「ねー。入り口に立たれたら中に入れないんだけど・・・」
俺とリグノーはホテルの俺の部屋の前で、そんな会話をしていた。
ジ「ここは俺の部屋で、リグノーはこの上の階の部屋でしょ。」
リ「ジェシーの部屋に泊まりたい・・・」
ジ「だめだよ・・・。リグノー・・。俺と君はもう・・・」
リ「いや！絶対別れないって言ったでしょ！」
り「部屋に入れて！！」
俺は左右に首を振った。
ジ「ごめん。もうお別れしただろう？俺たち・・」
リ「・・・どうして・・？どうしてあんな子が好きなの？」
ジ「リグノー・・。何で知ってるの？」
リ「ジェシー、いつもスマホの写真見てたじゃない！
知ってるのよ！！私と付き合ってる時も、ずっと嬉しそうにその写真見てて。」
リ「はじめは家族だからだと思ってた・・・」
リ「なのに・・・」
ジ「リグノー・・・。」
リ「見たわよ。スクランブル交差点で、あの子の事。」
リ「全っっ然っ！！可愛くない！！しかも男だし！！！兄弟なんでしょ？
私の方が綺麗なのに！！なんで？」
ジ「リグノー・・・」
リ「私諦めないから！！」
リグノーは興奮したまま廊下を走って行ってしまった。
リグノーside
はじめて大好きになった人だった。
両親を含めて私の事を商品としか見ていない人達に囲まれて過ごすうち、華やかな世界とは裏腹に私の心は荒んでいた。
そんな時出会ったのがジェシー。
楽しそうに笑う彼に惹かれた。
私を人として見てくれて
優しくしてくれた。
猛アタックしてようやく手に入れたのに
彼の瞳には、いつも私は映っていなかった。
彼が落ち込んでいるときによくスマホを見ていたから、思わず覗き見した。
クシャクシャの笑顔で笑う可愛い・・男の子？
ジェシーより年下に見えるけど。
リ「誰？その人」
ジ「俺の兄さん・・・。血は繋がってないけど・・
両親が再婚して・・・でも新婚旅行先で突然亡くなったったんだ。
それからずっと2人で一緒に住んでた・・。」
少し悲しそうな顔をしたけど、ジェシーの写真を見る眼は愛に溢れている。
家族だからって思いたかった・・・。
でもあの眼差しは違う・・。
愛する人を見る眼。
私が喉から手が出るほど欲しいジェシーの瞳。
日本に来る前、案の定別れ話を切り出された。
悔しくて、ジェシーの気持ちを掴んで離さないあの子が憎くなった。
リ「テス？あたしよ。お願いがあるんだけど・・・」
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櫂(プロフ) - たぬをさん» 「手紙」そうなの、初作品なんですよねぇ。文章拙いですけど私も思い入れあります(^^)またああいうシリーズ物作れたらなぁって思ってます。学生さんの爽やかな感じね(^^)いいですよね。今ドロドロなんで笑。またたぬを様に喜んでもらえる作品作りたいです！ (2021年7月12日 1時) (
レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - たぬをさん» たぬを様ぁ。いつも見守って頂きありがとうございます！出会って1年以上経ちましたねぇ。今でも1番初めに頂いたコメント忘れられません。うれしかったんですよねぇ。ところで手紙シリーズ読み返して頂いてるなんてありがとうございます！ (2021年7月12日 1時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
たぬを(プロフ) - ��沢山の人を引きつけるであろう文面にどれだけ心奪われているかっっ！これからも櫂様はわたしの癒しであり心の支えです。どうか体に気をつけて素敵な作品を沢山見せて欲しいです。長文失礼しましたm(_ _)m (2021年7月11日 20時) (レス) id: 31d9a0f904 (このIDを非表示/違反報告)
たぬを(プロフ) - �−ネ佑い弔眩播┐丙酩覆△蠅�とうございます。櫂様の作品は全て読みふけってます(*^^*)手紙シリーズも何度読み返してもキュンキュンしてしまってます。読み返してびっくりしたのが手紙シリーズが初作品という事！(すみません�△紡海�ます) (2021年7月11日 20時) (レス) id: 31d9a0f904 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - ventdさん» ventd様ぁ〜！！「手紙」シリーズから読んで頂きありがとうございます！そこが私のスタートだったのでホント感慨深いです。この2人は他の作品に較べて若干若いので可愛い感じで終わりましたけど、もう少し大人な展開で番外編の短編書けたらなと思ってます！お楽しみに！ (2020年12月10日 7時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫂
| 作成日時：2020年9月28日 19時
