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優吾side
2人がスクランブル交差点を渡り切ると、さすがに周囲は騒然となりパニックになっていた。
人混みに押されて身動きが出来なくなる。
ジェシーとリグノーの周りには相当数の警備員がいて
彼らに守られながら2人は群衆に手を振ってにこやかに歩き出した。
ジェシーがカイルに気が付いて手を振る。
やばい。自分の気持ちに気がついてしまった俺は急に顔を合わせるのが恥ずかしくなった。
しかもなんだよ。俺に言ってた日にちより早く帰って来てたんじゃん・・・。
すると
ジ「こーち！！」
騒然とする人々の声に紛れてジェシーの声が聞こえる。
俺は聞こえないフリをして人混みをかき分けて進み出した。
ジ「こーち！！！待って！！！」
なおも俺を呼ぶ声が聞こえた気がして思わず振り返ったけど、ジェシーはもう見えなくなる程人々に囲まれていた。
ふと視線を感じてそちらに眼を向けると、リグノーって人と目が合う。
ものすごく綺麗な人。
同じ人間とは思えない。
この人がジェシーの・・・。
ネットのニュースで見る画像より何万倍も美しい。
ふいって眼をそらされて、俺は「？」て思いながらようやく人混みから抜け出た。
ジェシー大丈夫かな。
そう思いながら、トボトボと歩き始め、LINEでカイルに「もう帰ります」て打つと、電話が鳴った。
カ「もしもし！送るから待って！！優吾！！」
優「大丈夫です。今日はありがとう。ジェシーのカッコいいところ見られて良かったです！」
そう言うと電話口の向かうから何か言っているのが聞こえたけど、そのまま電話を切った。
優「ふー。」
優「釣り合わねーな・・・ふふ・・・」
日本から旅立った時のジェシーは、まだあどけなさが残っていたのに今やすっかり大人びたうえに洗練されて凄まじいオーラをはなっていた。
もう、あの頃のジェシーではないんだなって思って
俺は渋谷の夜空を見上げていつのまにか泣いていた。
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櫂(プロフ) - たぬをさん» 「手紙」そうなの、初作品なんですよねぇ。文章拙いですけど私も思い入れあります(^^)またああいうシリーズ物作れたらなぁって思ってます。学生さんの爽やかな感じね(^^)いいですよね。今ドロドロなんで笑。またたぬを様に喜んでもらえる作品作りたいです！ (2021年7月12日 1時) (
レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - たぬをさん» たぬを様ぁ。いつも見守って頂きありがとうございます！出会って1年以上経ちましたねぇ。今でも1番初めに頂いたコメント忘れられません。うれしかったんですよねぇ。ところで手紙シリーズ読み返して頂いてるなんてありがとうございます！ (2021年7月12日 1時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
たぬを(プロフ) - ��沢山の人を引きつけるであろう文面にどれだけ心奪われているかっっ！これからも櫂様はわたしの癒しであり心の支えです。どうか体に気をつけて素敵な作品を沢山見せて欲しいです。長文失礼しましたm(_ _)m (2021年7月11日 20時) (レス) id: 31d9a0f904 (このIDを非表示/違反報告)
たぬを(プロフ) - �−ネ佑い弔眩播┐丙酩覆△蠅�とうございます。櫂様の作品は全て読みふけってます(*^^*)手紙シリーズも何度読み返してもキュンキュンしてしまってます。読み返してびっくりしたのが手紙シリーズが初作品という事！(すみません�△紡海�ます) (2021年7月11日 20時) (レス) id: 31d9a0f904 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - ventdさん» ventd様ぁ〜！！「手紙」シリーズから読んで頂きありがとうございます！そこが私のスタートだったのでホント感慨深いです。この2人は他の作品に較べて若干若いので可愛い感じで終わりましたけど、もう少し大人な展開で番外編の短編書けたらなと思ってます！お楽しみに！ (2020年12月10日 7時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫂
| 作成日時：2020年9月28日 19時
