1 始まり ページ13
優吾side
４月。新しい生活の始まり。
寂しかった1人暮らしもだいぶ慣れて来た。
大学の食堂に行くと北斗がいつもの席を確保して待っててくれる姿が目に入った。
けど、めちゃくちゃ女子に囲まれている。
女子「ねぇねぇ、今度カラオケ行こう！」
女子「じゃ、映画は？」
女子「ディズニーランドとかは？」
みんな口々に北斗を誘っている。
なんか邪魔しちゃ悪いから退散しようとしたら、
北「こーち！！」て呼ばれた。
うわーって思いながら近づくと、「ねぇねぇ、高地君もカラオケ行こうよ！」て女子に誘われた。
すると返事をする間もなく北斗が「俺もこーちもダメだから！！ご飯食べるから邪魔しないでくれる？」
て強めの口調で言うから、女子達は北斗の迫力にびっくりしてそそくさと退散して行った。
優「あんな言い方・・」
北「行きたかった？」
優「いや、そういうわけではないけど・・」
北「何食べよっか」
メニューを選ぶ北斗を見つめながら、ホントかっこいいよなぁて思う。
けどこんなにカッコいいのに彼女がいない。
大学では1、2を争うイケメンで、街中を歩いているとモデル事務所なんかに頻繁に声を掛けられている。
北「何？」
優「いや、北斗って好きな人いないの？」
北「なんで？」
優「いやぁ、なんか勿体ないなぁって」
北「はは。変な理由・・。でも好きな人はいるよ」
優「えっっっ！マジ？知らなかった。」
ふふって北斗は笑ったけど、どんな人なんだろう。
きっと凄い美人さんなんだろうな。
北「ところでさぁ。」
優「んー。」
北「今度、単位取らなきゃいけない講義がさぁ、それだけ違うキャンパスになっちゃったんだよね」
優「へぇー」
場所を聞くと、北斗の家より俺の家の方が近い。
優「じゃあさ、うちに住む？」
北「え・・」
優「ちょうどジェシーのベッドも空いてるし。俺1人で住むには広すぎてさ・・。最近ようやく慣れたけど・・。やっぱ1人は寂しいから・・」
北「あ、いや・・・」
優「どう？無料だよ。北斗が嫌じゃなきゃ。」
北「それはありがたいけど・・」
優「でも俺、テキトーだからさぁ、そこ見逃してくれるなら。北斗て、きちんと生活してるイメージあるから。家事も分担制にしてくれるとありがたいなぁ・・・なーんて。あ！ごめん！1人で喋ってた」
返事の無い俺に気がついて慌てるこーち。
優「嫌かな『ホントにいーの？』」
被せ気味の俺の返事にぱぁっと花が咲いたように笑った。
優「もちろん！」
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櫂(プロフ) - たぬをさん» 「手紙」そうなの、初作品なんですよねぇ。文章拙いですけど私も思い入れあります(^^)またああいうシリーズ物作れたらなぁって思ってます。学生さんの爽やかな感じね(^^)いいですよね。今ドロドロなんで笑。またたぬを様に喜んでもらえる作品作りたいです！ (2021年7月12日 1時) (
レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - たぬをさん» たぬを様ぁ。いつも見守って頂きありがとうございます！出会って1年以上経ちましたねぇ。今でも1番初めに頂いたコメント忘れられません。うれしかったんですよねぇ。ところで手紙シリーズ読み返して頂いてるなんてありがとうございます！ (2021年7月12日 1時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
たぬを(プロフ) - ��沢山の人を引きつけるであろう文面にどれだけ心奪われているかっっ！これからも櫂様はわたしの癒しであり心の支えです。どうか体に気をつけて素敵な作品を沢山見せて欲しいです。長文失礼しましたm(_ _)m (2021年7月11日 20時) (レス) id: 31d9a0f904 (このIDを非表示/違反報告)
たぬを(プロフ) - �−ネ佑い弔眩播┐丙酩覆△蠅�とうございます。櫂様の作品は全て読みふけってます(*^^*)手紙シリーズも何度読み返してもキュンキュンしてしまってます。読み返してびっくりしたのが手紙シリーズが初作品という事！(すみません�△紡海�ます) (2021年7月11日 20時) (レス) id: 31d9a0f904 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - ventdさん» ventd様ぁ〜！！「手紙」シリーズから読んで頂きありがとうございます！そこが私のスタートだったのでホント感慨深いです。この2人は他の作品に較べて若干若いので可愛い感じで終わりましたけど、もう少し大人な展開で番外編の短編書けたらなと思ってます！お楽しみに！ (2020年12月10日 7時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫂
| 作成日時：2020年9月28日 19時
