ひまわり 2 〜 yearn for you 〜

＊繰り返す ページ15

ジェシーside

「んっ・・・く・・・たったった・・あ・・ん・」

「んーーー！」

なんだか夜中に怪しげな声が聞こえて来て俺は眼を覚ました。

まさかまたこーちが発作？！！！と思ってガバッと起き上がる。

すると・・・。

俺の隣で悶絶しているこーちの姿。

ジ「なに？」

優「・・・たたた。足つった！ふくらはぎ！」

ジ「こーちぃ！だから寝る前も水分取りなよっていつも言ってるじゃん！！」

優「え〜〜。今怒んないでよぉ〜。痛いんだからぁ〜」

涙目になって上目遣いで俺に訴えかけるその姿に起き抜けの俺のナニが微かに反応する。

ジ「し、しょうがないなぁ〜。ほら！足出して！」

優「ごめぇぇん。ジェシー。」

ふくらはぎをマッサージしてやると

優「あっ！いい！うーー。

痛い。痛い！！ あっ！！

でも、あっ！あっ！スゴイ！スゴイいい！

ジェス凄いよ！気持ちいい〜〜。」


ちょっとちょっとそれは無いんじゃない？
その表情と台詞とその声はヤバイでしょ！！！


優「くぅ〜〜〜。効くねぇ〜〜。」

ジ「どう？」

優「ありがとう。ジェシー。だいぶほぐれたわ。」

キッチンに行ってコップに水を汲んで差し出す。

優「ありがと。ごめんね。こんな夜中に起こしちゃって。寝る前もちゃんと水分摂るよ。」

ジ「だね。」

優「この前もさ、ダンスの練習中に足つっちゃって。
樹にほぐしてもらったんだよね。」

優「今度から気を付け・・・」

ずももも〜と不穏な空気を醸し出す俺に気が付いて、こーちが俺を見上げる。
嫉妬の渦がきっと俺の頭上に見えるはず。

優「あ〜〜。と・・・。寝ましょっか？ジェシーさん？今日YouTubeの撮・・・」

こーち、もう遅いよ。

言い終わる前に深いキスをする。

朝まで寝かせないから！！！





その日の朝の撮影日。

YouTubeは俺とこーちのあくび姿ばかりが写っていた。




　

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