至福のひととき(優吾編) ページ27
優吾side
優「ただいまぁ〜」
ジ「お帰り！お疲れ〜」
今日はジェシーがオフで俺が仕事の日。
ここ最近かなりお疲れのジェシーは、ゆっくり休息したいと家に居た。
律儀に玄関まで迎えに来てくれて、その長い腕で抱き締められた途端、甘い香りに包まれる。
ちょっと潔癖気味の俺からしたら俺が手ぇ洗ってからにして欲しいんだけどそれは目を瞑ろう。
けどそのままその流れでキスしようとするから「ダメ！うがいしてから！」て、そこは断固拒否。
すると一気にしゅーんとした雰囲気を醸し出す。
可哀想になるけど、色んな流行病があるからそこは譲れない。
ジェシーの絶好調な舞台に穴を開けるワケにはいかないからね。
洗面台に行こうとする俺の真後ろに密着してくっついて来る大男。
デカいからなんだか鬱陶しいけど、これもいつもの事。
ジ「早く手ぇ洗ってうがいしてー」
優「はいはい」
俺の背後でソワソワと落ち着かないジェシー。
"構って"オーラが凄い。
ジ「ゴロゴロペッ、は2回でいいんじゃない？」
優「急かすな。ちゃんとさせろ！」
我慢出来ないのかサワサワと腰に手を回して来るジェシー。
まるで「待て」の出来ねー大型犬だな、こりゃ。
ジ「優吾ぉ。1人で寂しかったんだよぉ」
優「そっか、そっか。俺はお前の大量の自撮りのLINEにびっくりして、寂しいどころじゃなかったけどな」
ジ「AHAHA〜！」
優「わ！声デケー！耳元で笑うな！もー！」
振り返っておでこにコツンってしようとした手を真顔で捉えられ、そのまま洗面台に押し付けられる。
ジ「優吾」
優「ちょ・・」
いつもニコニコしてるジェシーに真顔で見つめられると、その色気にやられて動けなくなっちゃうんだよ。
それを知ってるジェシーにまんまとやられ、そのまま唇を喰まれてそっから息も出来ないくらいのキスの始まり。
あぁ〜。これはきっとジェシーが作ってくれたいい匂いのする夕飯も暫くの時間お預けだな。
腹減ってたのに。
けど酸欠になりそうな頭でそんな事を思いつつ、心は満たされていくんだからしょうがない。
ホントはね。
昼間大量に送られて来た写真を見てたら一分一秒でも早く会いたくて、仕事を頑張って早く終わらせて来たんだよ。
照れ臭くて言葉には出さないけど、きっと君が思ってるよりずっと俺は君のことが好きなんだ。
優「メシ食べたい」
ジ「もおー！色気無い！」
2人顔を見合わせて笑い合う。
仕事が終わった後のこんな時間。
それが俺の至福のひととき。
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櫂(プロフ) - おもちさん» おもち様ありがとうございます！喜んで頂けて良かったです！ゆっくりのんびりだとは思いますが、幸せで楽しいお話し書けたらなぁと思っております。来年もよろしくお願いいたします(^^) (12月29日 23時) (
レス) id: 10b1900e3d (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - ventdさん» ventd様ありがとうございます！リアルな方の2人に圧倒され、なかなか更新出来ませんでした笑。年下だけど長男のjsと年長だけど次男のygの関係性が大好きなのです。絶妙なバランスですよね。これからも楽しいお話し書けたらなと思ってます！来年もよろしくお願い致します (12月29日 23時) (レス) id: 10b1900e3d (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 新作めちゃくちゃ嬉しいです！！！ありがとうございます！！ (12月27日 21時) (レス) id: 49ad13fc97 (このIDを非表示/違反報告)
ventd(プロフ) - 櫂様の書かれるこの2人の新作を読むことができてとても嬉しいです！タイトルを見た時はどんな展開なのか予測が出来ていなかったのですが、なるほど！！となり頷きが止まりません。来年も櫂様がまたこの2人を書かれる日がきますように…素敵な年末をお過ごしください！ (12月26日 23時) (レス) @page28 id: a9ca02dfd3 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - りおんさん» りおん様ありがとうございます！これからも2人の幸せなお話しをお届け出来たらと思っております(^^) (2023年3月26日 21時) (レス) id: 71bb51adba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫂
| 作成日時：2022年11月19日 13時
