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優吾side
明かりの点いたスマホの画面を確認すると・・・
あ！高木くんだ！
高木くんはジュニアの頃からお世話になってたけど最近一緒にお仕事をして更に仲良くなった。
涙を拭って鼻をかみ、急いで電話に出る。
優「高木くん？」
高「おーっす！こーち！元気してる？」
優「グスッ・・・は、はい！」
高「・・・。今ヒマ？」
優「へ？」
高「ツーリング。付き合ってくんね？」
優「え！！」
高「やだ？」
優「いえいえ！嬉しいっす！」
高「ホント？良かった！いい場所見つけたんだ！今出れそう？」
優「はい！」
こんな時に1人で居なくていいのは有難い。
しかも高木くんとツーリングなんて棚からぼたもち、願ったり叶ったりで、こんな状況じゃなければもっと嬉しい。
心配は尽きないけど、ジェシーを信じよう。
そう気持ちを切り替えて急いで支度をする。
ジェシーは飲み会の真っ最中だけど、出掛ける旨をLINEして家を出た。
ツーリングして戻って来たってどーせ帰ってくるのは俺の方が先だろうけど。
〜 〜 〜 〜 〜
待ち合わせ場所で待機しながら真っ暗闇の空を見上げていたらまたまたネガティブな考えが浮かぶ。
待てよ。
もしかして告白された流れで・・・
いやいやジェシーに限って！！
頭を両手でポカポカしていると、颯爽とバイクに乗って現れた高木くん。
わあ！カッケー・・・
見惚れてる俺を見て、ヘルメットを脱いだと同時に高木くんが大笑いしている。
高「ハハッ！！何やってんの？おまえ！！遠くから見てたらヘンな人よ。相変わらずおもしれーなぁ！」
優「あ、えー！早速イジらないで下さいよー！久しぶりに会ったんだから優しくして下さーい」
再燃したネガティブ思考を胸の奥底に仕舞い込み、久しぶりに会った高木くんとのツーリングを楽しもうとヘルメットを被り直した。
バイクを飛ばすと目の前に現れたのは工場夜景。
優「ほわあーー！めっちゃ綺麗！！」
高「だろー。ここ穴場なんだぁ」
バイクを停め、2人並んで座って暫らくその景色を堪能する。
優「・・・なんかいいっすよねぇ、工場夜景。こんなキラキラしてるのは中で休まず働いてる人達がいるからで・・・俺も頑張らないとなぁって思います」
高「ははっ！こーちもたまにはいい事言うじゃん」
優「ちょっ！だからイジんないで下さいよー」
キラキラと輝く灯りと白い煙がたなびく空に、俺たちの笑い声が吸い込まれていく。
それだけで気持ちが浮上していった。
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櫂(プロフ) - おもちさん» おもち様ありがとうございます！喜んで頂けて良かったです！ゆっくりのんびりだとは思いますが、幸せで楽しいお話し書けたらなぁと思っております。来年もよろしくお願いいたします(^^) (12月29日 23時) (
レス) id: 10b1900e3d (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - ventdさん» ventd様ありがとうございます！リアルな方の2人に圧倒され、なかなか更新出来ませんでした笑。年下だけど長男のjsと年長だけど次男のygの関係性が大好きなのです。絶妙なバランスですよね。これからも楽しいお話し書けたらなと思ってます！来年もよろしくお願い致します (12月29日 23時) (レス) id: 10b1900e3d (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 新作めちゃくちゃ嬉しいです！！！ありがとうございます！！ (12月27日 21時) (レス) id: 49ad13fc97 (このIDを非表示/違反報告)
ventd(プロフ) - 櫂様の書かれるこの2人の新作を読むことができてとても嬉しいです！タイトルを見た時はどんな展開なのか予測が出来ていなかったのですが、なるほど！！となり頷きが止まりません。来年も櫂様がまたこの2人を書かれる日がきますように…素敵な年末をお過ごしください！ (12月26日 23時) (レス) @page28 id: a9ca02dfd3 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - りおんさん» りおん様ありがとうございます！これからも2人の幸せなお話しをお届け出来たらと思っております(^^) (2023年3月26日 21時) (レス) id: 71bb51adba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫂
| 作成日時：2022年11月19日 13時
