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優吾side
優「ごめんね。ジェシーの気持ち、考えてあげられなくて」
ジ「・・俺もごめん。余裕無くて。本当ガキだなっていつも思う。慎太郎にも言われたし・・・」
ふふってお互いを見合わせて笑うと心がポカポカとして、それだけじゃ物足りなくてお互いを引き寄せてキツく抱きしめ合う。
すると・・
樹「おーい!早くしろって・・・ぁ、失礼・・」
そんな俺たちを見て、樹はすぐに退散していった。
けど、そのあとの仕事でみんなに揶揄われたのは言うまでもない。
久々ジェシーを車に乗せて帰る自宅。
嬉しくて「ちょっとドライブしよっか」って言うと「いーの?!!」て弾むような返事が返って来た。
優「もちろん!」
あまり人の来ない横浜の波止場に車を止める。
ここはベイプリッジがよく見える穴場なんだ。
ジ「綺麗!」
優「ふふ。良かった喜んでもらえて」
優「降りて見る?」
そう言ってドアを開けようとしたら、いきなりジェシーが覆い被さって来て、俺のシートの横にあるレバーを操作したのかガクンっと背面が下がった。
そのまま倒された形になると、ジェシーがシートに両手をつき俺にキスをして来る。
優「ふあっ・・ぁん・・あっ・・・ぅんん・・・」
俺ってこんな声だっけ?
縋って甘えて蕩ける様な声に、身体中がほてって熱くなり
恥ずかしくなる。
ジ「優吾・・・好き。大好き・・・。愛してる。離れてるの無理・・・ホントは気が狂いそうだった。ごめんね」
優「・・ジェス・・・ジェシー・・・あぁ・・・俺も・・
愛してるよ。いつも・・心配掛けてごめ・・ん・・ね・・。
もう離れたくない・・」
めちゃくちゃに口内を荒らされ、シャツのボタンをあっという間に外されて、直にジェシーの冷たい手が俺の肌を撫で上げていく。
優「・・待っ・・・ジェ・・ス・・・。こんなトコじゃ・・ダメだよ・・・」
ジェシーの肩に手を置き軽く押し返すと、困ったような顔で俺を見下ろして来た。
ジ「・・・ダメ?・・・」
優「だ、だめ・・・今はダメ!」
シュンッて音が聞こえて来そうなくらい見えない耳と尻尾がだだ下がりして泣きそうな顔になるジェシー。
優「帰ったらね・・・」
そう首に巻きついて耳元で囁けば、わかりやすく一瞬で元気になった。
ジェシー、可愛い。俺、愛されてるなぁ。
[ あんなにあんたに対して愛情深い子居ないと思う・・]
先日の母さんの言葉がふと脳裏に蘇った。
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櫂(プロフ) - たぬを様ぁー!!キャー!!自分でもよくわからなくなって来てます。ただひとつ言える事は某カレンダーの2人に衝撃を受けたという事です((((;゚Д゚)))))))ヤバいヤバい!!お祝い前日なのにこんな展開ですみません(土下座)。でもたぬを様のコメント大好きです笑。 (2022年3月7日 20時) (レス) id: 71bb51adba (このIDを非表示/違反報告)
たぬを(プロフ) - きゃーーー!!櫂様ぁぁ!どうなっちゃっていくんですかぁぁぁ!!ドキドキなのかハラハラなのか感情の整理がつかなくなってます。すみません思いのままにコメントしたので感想っぽくないです(><) (2022年3月7日 19時) (レス) @page49 id: 31d9a0f904 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - 冷食さん» わあーー!!冷食様ー!!嬉しい!!大好きです!!ここ最近、なかなか作品作りのモチベーションが上がらなかったのですが、元気出ました!!頑張りますっ笑笑!!(//∇//) (2022年2月26日 22時) (レス) id: 71bb51adba (このIDを非表示/違反報告)
冷食(プロフ) - やっぱり櫂さんのyg受けは良いですな!これからも大好きを叫ばさせて下さいね!( ≧∀≦)ノ (2022年2月26日 20時) (レス) @page45 id: 749642b60a (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - たぬをさん» たぬを様ぁ〜。新年早々嬉しいお言葉ありがとうございます〜(//∇//)いつもどんな時もたぬを様の応援が私を支えてくれています!今年もどうぞよろしくお願い致します!(≧∇≦) (2022年1月1日 11時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫂 | 作成日時:2021年9月26日 10時