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北斗side
勇気を出して初めて告白して、そして無惨に散った俺の本気の恋。
世間の俺を見る目なんてやっぱりそんなもんなんだと
俺は絶望した。
あれから数年。
俺は黙って家を飛び出し、東京でフリーのカメラマンになった。
前髪を目の際まで下ろし、眼鏡を掛け、地味な服を着るというスタイルは貫き続けた。
それはもう誰も愛さないっていう俺の決意の表れ。
なのに、俺はまた同じ過ちを繰り返す。
世の中、これだけ人がいるのだから誰とも接さず生きる事なんて到底不可能で、やっぱりその中でどうしても気になる人は出て来てしまうわけで。
あの日。
ん？
俺が公園を歩いていると、頭の上から木の葉がやけにハラハラと舞い落ちて来た。
北「へ？」
？「ちょっ！！！どいて！！！」
上をふと見上げると木からソイツは飛び降りて来た直後だったらしく俺の上に降ってきやがった。
大きなシルエットが俺の肩を掠めて、すぐ側に落下すると同時に俺は尻餅をついた。
北「痛ってー・・・」
慎「いたたたた・・・だ、大丈夫ですか！！！」
ガシッと両腕を掴んで俺を見つめた男性。
それこそが慎太郎だった。
俺が「だ、大丈夫です///」て言えたのかわからない程しどろもどろになっていると「良かった」ってニカッて彼は笑った。
太陽みたいな笑顔。
ニカッて・・・音がホントに聞こえるくらいの笑顔。
何故だか胸の鼓動が止まらなかった。
久しぶりのこの感覚・・・。まさか・・・
あれだけ誰も好きにならないって決めていたのにそんな不可抗力のシチュエーションの前でそれは
脆くも崩れ去った。
慎「ちょっと待ってて下さい！」
その人は俺達の様子を見守っていた子供に
「はい！」て、風船を渡す。
子供「ありがとう！」
慎「もう離すなよ！」
子供が嬉しそうに笑うと、彼はそのこの頭をポンポンと叩いてまた大きな声で笑った。
そんな2人のやりとりをぼーっと見る。
ヤバイ・・・。/////
するとまだ座ったままの俺に、彼が走り寄ってきて俺の顔を覗き込んだ。
慎「本当に大丈夫ですか？多分どっかぶつかったでしょ？痛いところとか無いですか？」
北「わあ！！！ ///// 近っ！！」
慎「あ！！ごめんなさい！！」
北「い、いえ・・・だ、大丈夫で・・・す。そ、それじゃ・・・」
恥ずかしくてさっと立ち上がって去ろうとしたその時。
？「あああーーーー！！！！」
北「え？なになに・・・」
その人の指差したその先には・・・
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櫂(プロフ) - thhyさん» thhy様、とても嬉しいです！かなり昔の作品ですが私もお気に入りなので、thhy様のコメント頂けて機会があったら続編も書いてみたいなって思えました。ありがとうございます(^^) (2月9日 0時) (
レス) id: 10b1900e3d (このIDを非表示/違反報告)
thhy - このお話とっても面白いので更新待ってます！ でも、無理だけはしないでくださいね！ (2月3日 11時) (レス) @page50 id: 69657aab33 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - sailさん» うわぁーん！sailさんお久しぶりです！嬉しい！読んで頂いてるだけでも励みになります(//∇//)しかし今回は難産でした笑。jsygはいつも書いてるので良かったのですが残り２組が難しかった。でも大好きって言ってもらえて良かった（≧∇≦）まだまだ精進せねばです笑 (2021年6月25日 1時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
sail(プロフ) - お久しぶりです！最近立て込んでいて感想等書けなかったのですが、櫂さんの作品をいつもすごく楽しく拝読しています！このお話も三者三様にラブラブで少し切なくて大好きでした。ラストはまさに大団円で…涙。彼らの幸せな姿をまた見られれば嬉しいです。応援してます！ (2021年6月25日 0時) (レス) id: b8f530ada7 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - サキさん» サキ様ぁ！コメントありがとうございます(^^)そう言って頂けるとこちらこそ幸せな気持ちになります(//∇//)作品を作るうえで行き詰まった時に、皆さんからのコメントを読み返してパワーに変えてるんですよ(≧∀≦)本当にありがとうございます。更新頑張りますね(^^) (2021年5月19日 16時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫂
| 作成日時：2021年4月13日 17時
