手紙

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ジェシーside

俺はずっと夢を見ていた。

父さんと母さんが遠くに行ってしまって、その後を
こーちが俺の知らない女の人と楽しそうに笑ってる夢。

そしてその2人もどんどん遠くに行ってしまって俺の伸ばした手は空を掴む。

ジ「こーち・・・行かないで」

ジ「こーち！！！1人にしないで・・・」

すると空を掴んだはずの俺の手をそっと握る感触。

　「大丈夫だよ・・。ジェス・・。側にいるよ」

その温もりを俺は知ってる。

うっすらと眼を開けるとそこには

ジ「・・・こーち？・・」

ジ「・・・夢？・・・」


優「夢じゃねーよ。」

不機嫌そうなこーちの顔。あれ？さっきまで優しかったよね。

ジ「嘘でしょ・・なんで？」

すると反対側からマネージャーの声がした。

マ「ジェシーがだいぶ参ってるって事務所に言ったら、事務所側で飛行機代出すからお兄さんをジェシーの元に行かせられないかって。

こーちくんに一昨日相談の電話したら、今日都合つけて来てくれたんだよ」

優「お前なぁ、ちょっとそこまでって行ける場所じゃないんだからさぁ。頼むよ笑笑」

ジ「ごめん・・・」

ジ「バイト休んだの？」

優「樹に変わってもらった。次のスパンはまだだったから大丈夫。」

申し訳なさ過ぎてしゅんとしていたら

優「おまえを元気にする為に来たのに、しゅんとしてどーすんだよ。

早く治して、仕事するんでしょ！

すごい頑張って仕事してたってマネージャーから聞いたよ。

さっ！元気出して！！」

ジ「・・うん。ごめん・・」

そこから俺はこーちが来てくれたおかげもあって、すぐに回復した。

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