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樹side
あれは運動会の時だ。
こーちは借り物競走に出てた。
こーちは足がめちゃくちゃ速い。でも、慣れない障害物に少し悪戦苦闘してて、3位くらいになってたんだ。
俺たちは「こーちー!こーちー!」て一生懸命応援した。
そしたら借り物の紙を見た途端一直線に俺の所に走ってきた。
俺の手を握ると「来て!」て、グイッと引っ張って走り出した。
正直俺も足が速い方だから、あっという間にゴールして2人でぶっちぎりの1位になった。
樹・高 「やったね!」てお互いにハイタッチ。
2人ではぁはぁ言いながら、息を整えている時
樹「こーち、借り物のお題はなんだったの?」て何気なく聞いたんだ。
そしたら
高「この世で1番大切な人」
樹「!!!」
樹「ば、ばかやろー!そういうのはママ連れて来なきゃダメだろー!/////」
俺は顔面が茹で蛸のようになるのがわかった。
高「母ちゃん走ったら死んじゃうし笑笑」
高「それにお題見てすぐ思いついたのは樹だもん」
高「だから、樹のとこ来たのめっちゃ速かったでしょ」
ヒャヒャヒャてこーちのいつもの笑顔。
俺にメガトン級の爆弾を放り投げておいて彼は楽しそうに笑っていた。
俺も一緒に笑っては見たものの、彼の笑顔に釘付けになり、さっきまで繋がれていた手の熱さにめまいがした。
これはヤバイやつだ。動悸がヤバイ。
こーちってそういう奴だ。忘れてた。
他の友人達が良く言ってた、
こーちは「天然の人たらし」
俺は恋に落ちた。
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櫂(プロフ) - ヨッシーさん» ヨッシーさん!コメントありがとうございます!作品読んで頂いてありがとうございます!とっても嬉しいです(^^)さて、ここでは詳しくは言えませんがヨッシーさんが18歳以上であれば、「設定」の1番下の方の設定を変えて頂ければ「手紙2」もよんで頂けると思いますよ。 (2020年9月17日 7時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - 櫂様へ はじめまして、こんばんは!いつも素敵な作品を読ませていただいておりますm(__)m『手紙2 〜君への想い〜』はR指定なのですよね?どうしたら読む事が出来るのか教えていただけたら嬉しいです!是非宜しくお願い致しますm(__)m (2020年9月16日 23時) (レス) id: c200c5a351 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - ventさん» ventさん、暖かいコメントありがとうございます!私の拙い作品を読んで頂いて本当に嬉しいです!手紙は1番初めに書いた作品で読み返すと至らない点もあるのですが今回どうしても続きを書きたくなってしまいました。楽しんで頂けたら幸いです。今後も更新頑張りますね! (2020年8月5日 1時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
vent(プロフ) - その後を読むことができて嬉しいです。緋色の月、ひまわりも読ませていただいており日々癒されております!櫂さんの書かれる少し切なくもある暖かい文章が大好きです。更新楽しみにしております!蒸し暑く過ごしにくい時期ですがご自愛くださいませ。 (2020年8月4日 23時) (レス) id: 2876756369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫂 | 作成日時:2020年6月19日 2時