ep10 この世界で在り来りな出来事襲来 ページ11
｢よぉ、溜息なんてついてどうしたんだぁ？｣
少し陰鬱な私にかけられた声に振り向くといかにも悪そうな男が3人
やばい、
そう本能的に察したが大通りの通路を塞がれて逃げることが出来ない
今いる通路は路地裏……しかも行き止まりときた
『い、いやぁ……暑さで参っちゃっいまして……あはは…。あの〜そこ退いてくれませんか？』
｢いいじゃねぇかよ、お嬢ちゃん。俺たちと遊ぼーぜ｣
ニヤニヤ笑う男達から無理やり逃げようとするがグイッと腕を引かれしまう
『ちょっと！！』
今は病弱ではない私だが男の人にこう掴まれたら逃げられない
｢おーおー、いい剣を持ってるなぁ……これは預かっておくな？｣
『か、返してください！！』
頼みである剣も取られまさに絶体絶命
｢さぁ、行こうぜ！｣
暴れるがもちろん私なんかの力じゃ適わない
平然として私を連れていこうとする
ここはこういう世界だった……もう少し気をつければ良かった……
後悔しても時すでに遅し
もうダメだ……と思った途端、腕を掴んでいた男がいきなりぶっ飛んだ
｢その子、嫌がってるじゃねェか……離してやれよ｣
『あっ……』
ぶっ飛ばした声の主はさっきぶつかってしまったオレンジのデンガロンハットの人
｢なんだてめぇ！！｣
｢ほらよっと！｣
殴りかかる拳を軽々と避け、蹴りや殴りを入れる
あっという間に男達はやられてしまった
｢大丈夫か？｣
いつの間にか座り込んでしまった私に手を差し伸べてくれる
『あ、ありがとうございます、助かりました』
ニコリと微笑み、手を掴み起き上がると伸びている奴から取ってくれたであろう剣を手渡された
『あの、さっきぶつかってしまった方ですよね……？あの時もすみませんでした！』
｢あー、あれはおれも急いでたもんで……お互い様だ｣
ニカリとまるで太陽のような笑みにつられ私も自然に笑顔になる
｢あ、おれはエース！お前は？｣
『私はAといいます！エースさん、本当にありがとうございました！』
ぺこりとお辞儀するとそこまでしなくて大丈夫だと言ってくれる
エースさん、いい人だ
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nana☆(プロフ) - sirasuさん» sirasuさん、ありがとうございますっ！！！！夢主も褒めて頂いてとても嬉しいです(o´艸`)更新頑張りますね！ (2018年5月25日 16時) (
レス) id: 28de7e7cc0 (このIDを非表示/違反報告)
sirasu - この作品面白いですね！更新待ってます！夢主かわゆい…(*´∇｀*) (2018年5月25日 16時) (レス) id: 884a35853f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nana☆ | 作成日時：2018年5月12日 17時
