知ってしまったひと時。 ページ28
目が覚めたばかりの私は、当然だけど色々検査を受けなきゃいけなくて。全部終わった頃には面会時間が過ぎてたから、絵斗から話を聞くことはできなかった。
え、私このままもやもやした状態で明日絵斗が来るまで待たなきゃいけないの？学校終わる時間まで？
てかそうじゃん学校！！生徒会！！！仕事回ってるか心配なんだけど！？！？絵斗はやる時はやる男だって信じるけどさぁ！？！？！
まぁ考えてても仕方ない、寝るか。←
次に目が覚めたのは、お昼過ぎ。
嘘でしょ私寝過ぎじゃない？3日もぶっ通しで寝てたからもう十分じゃないかなぁ私の身体…。
『はぁ、退屈…。』
病院のベッドの上は何もすることがなくて、ぼーっとしてたらいつの間にか病室の扉から絵斗が顔をのぞかせていた。
『あれ、絵斗。もう来てくれたんだ。』
気づけばもう5時だった。時間経つのってあっという間だね()
「当たり前でしょ、めちゃくちゃ急いで来たからね。」
『ところで、昨日の続きなんだけど。』
少し食い気味にそう言う。忘れたとは言わせない。
「っ…。分かった、約束だもんな。話すよ。」
絵斗から聞いた話は、ほとんど私の予想通りだった。
虐待を受けてたことが絵斗にバレてたこと、倒れた私を見た絵斗がついにお母さんと話し合ったこと、私が一時的に絵斗の家で過ごすこと。最後以外は私が思ったとおりだった。
「…俺は、おばさん達のことを母さんに言うつもりはないよ。母さんも感づいてるとは思うけど。昨日も言ったとおり、俺が一番大切なのはAだから、Aから大切な人を奪いたくないから。」
どんなに酷いことをされようと、私が家族を大切に思ってることを絵斗は分かってくれてた。
『絵斗…、ありがと。』
「でも！さっきも言ったように、おばさん達が変わらなかったらその時はその時だからね！分かった！？」
『あー分かった分かったこの鼓膜破壊爆弾…。ここ病室、静かに！』
「あっ、ごめん…。」
大人しくなった絵斗の頭に垂れた犬耳が見えた気がして、優しく撫でてやった。かわいい…。
…ん？
『待って？絵斗。私これから絵斗の家で過ごすの？』
「そうだけど、って…。」
みるみる内に絵斗の顔が赤くなる。このバカも気付いたようだ。
一緒の家で過ごすってことはさ、これってもしかして実質、同棲なんじゃないの…！？
☆次回、同棲編スタート＿＿＿！ってやつじゃないの！？！？
続く (更新停止中)
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しぐれ - おかえり。待ってたよ。(名前違うのは触れないで) (2020年9月24日 18時) (
レス) id: fb7ab366d1 (このIDを非表示/違反報告)
いぬみや(プロフ) - 久しぶりに見ると実家のような安心感 (2020年6月6日 18時) (レス) id: 3bfc13df40 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 久しぶりに見たよよよよよ (2020年4月16日 10時) (レス) id: 69e3337de1 (このIDを非表示/違反報告)
クレームブリュレ - レナさん» コメントありがとうございます！本当に申し訳ないんですが、しばらく更新出来なくなってしまったので、いつか帰ってくるまで続きを待っていただけますか...？勝手ですみません！ (2020年4月12日 14時) (レス) id: c9c47178ee (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 初めてコメント失礼します！すごく楽しく読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2020年4月10日 21時) (レス) id: e4f20314bd (このIDを非表示/違反報告)
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