Ω ページ4
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この世界には第二次性というものがある。
一般的大多数のβ、発情期を持つ少数のΩ、
そして…成功を約束されたα。
割と裕福な家庭に生まれ、勉強も一番、スポーツはあんまりだけど、容姿には恵まれ、明朗闊達誰からも愛される。
だって俺は選ばれたアルファなんだから当然だ！！……と思ってた。昨日までは…
｢はぁ〜〜〜…っ｣
生徒会室に着いた途端溢れるため息…
生徒会の皆には悪いけどため息をつかざるを得ない。
｢ちょっと伊野ちゃんしっかりして、生徒会長なんだから……何かあったの？朝は好調だったのに…？｣
｢けーと…あんなの虚勢をはってただけだし！もうだめっ、昨日1日でアイデンティティが瓦解したんだ。俺の懊悩は海よりも深い…｣
｢………その話長くなる？｣
｢聞いたならちゃんと聞けよ俺の話を！！｣
｢冗談だよ！で、何があったの？｣
お茶を持って微笑むけーとに少し心が安らいだ。
今なら言えるかもしれない…大丈夫だ、生徒会の皆ならちゃんと聞いてくれる。
｢……あのさ、自分が信じてた第二次性と別の性だったって事あると思う？｣
｢え？無いでしょ！だって小学校で絶対検査やるし…ね？ちぃちゃん。｣
｢うん、自分で知らないとかありえないよ！｣
｢ははっ、だよね！！！！｣
そうだよな！！そーですよね！！普通はそうなんだよ…
俺は自分がαだと信じていたからわざわざ結果を見たりしなかったんだ。
…自分の浅はかさに涙が出る、俺は机に伏したまま幼い頃の自分を呪った。
｢だっで、ズビ…俺どう考えてもアルファじゃん…ぐすっ｣
ボソリと呟いた声は圭人にもちねんにも届いていたようで…
｢え？そりゃ伊野ちゃんはアルファでしょ？｣
そう言ってティッシュを持ってくる圭人、それを受けとろうと思ったらちねんが俺の手を取って
｢…伊野ちゃんさ。……実はオメガだったんじゃないの？｣
と核心を突いてきた。
俺は慌ててその手を振り払って叫んだ。
｢そんなわけないだろ！！｣
そのまま逃げるように生徒会室をでた俺はあの少年と出会った公園に向かった。
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小さなぱんだ(プロフ) - やまあすさん» お返事遅くなってしまいごめんなさい、大好きだなんてっ勿体ないお言葉ありがとうございます(T_T)そのお言葉でどこまでも頑張れます！！続編｢ただいまΩ｣をやっと公開する事ができたので引き続き二人の行方を見守って頂けると嬉しいです！！ (2018年1月2日 1時) (
レス) id: ee35dd1067 (このIDを非表示/違反報告)
小さなぱんだ(プロフ) - やまいのLOVEさん» お返事遅くて申し訳ありません(><)いつも読んで下さり本当にありがとうございます！遅くなってしまいましたが続編｢ただいまΩ｣を公開致しましたので引き続き二人の行方を見守って頂けると嬉しいです！！ (2018年1月2日 1時) (レス) id: ee35dd1067 (このIDを非表示/違反報告)
小さなぱんだ(プロフ) - 三島さん» お返事遅くなってごめんなさい、ありがたいお言葉本当にありがとうございます(T_T)そう言って頂けると書いていて良かったと心から思います！！遅くなってしまいましたが続編｢ただいまΩ｣を公開致しましたので引き続き読んで頂けたら嬉しいです！ (2018年1月2日 1時) (レス) id: ee35dd1067 (このIDを非表示/違反報告)
やまあす(プロフ) - 完結お疲れ様です！すごく大好きな作品でした！続きを書いてくださるということで…とても楽しみにしています。無理をしない程度に頑張ってください！ (2017年12月29日 16時) (レス) id: b13c95a499 (このIDを非表示/違反報告)
やまいのLOVE - お久しぶりです！小さなぱんださん！完結お疲れ様です！この作品の続き楽しみです！！頑張って下さいね！ (2017年12月29日 12時) (レス) id: 7f8521ccdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小さなぱんだ | 作成日時：2017年12月11日 3時
