α2 ページ30
ym
｢涼介、なるべく分かりやすいように話すけど分からない事があったら言って…｣
家に帰ってきて二人でリビングに座る
母さんは奥から何冊か本を持ってきて俺の前に出す。
はじめてのオメガバース？…かんたん第2性？
｢母さん…おめがばーすって？｣
｢今から話すから大丈夫。
あのね涼介、俺達には男と女って性別があるよね？それと同じでもう一つ第2性ってのがあるんだ…｣
母さんはゆっくり俺の反応を見ながら優しく俺の分かりやすいように話してくれた
アルファの事、ベータの事、オメガの事…
そしてーーーー
運命の番の事。
｢分かった？涼介…
つまり伊野ちゃんは病気ではないんだ｣
｢でも…っ、伊野尾ちゃんは俺といると薬たくさん飲まなきゃいけなくて…｣
ズボンを握る手に力が入る
また涙がこみ上げて、息が詰まって…
｢今まで伊野ちゃんが辛そうだったのも…
全部っ、全部俺のせいで…っ！｣
｢涼介。
涼介のせいじゃないよ、ただーー
出会うのが少し早すぎただけ…｣
俺がまだ子供だから…
伊野尾ちゃんに辛い思いばかりさせてしまってたんだね
俺が今まで見てきた伊野尾ちゃんの涙は全部…っ
｢…ねぇ涼、この前宏太から連絡があってねもう仕事が落ち着くみたいで転勤しばらく無くなるみたいなんだ。
だから二人で宏太がいる北海道に引っ越さないかって…｣
ほっかいどう？
俺が伊野尾ちゃんから離れれば伊野尾ちゃんは苦しまなくてすむ…
｢学校も転校しなくちゃいけないし、今すぐに決めなくても良いから…｣
｢行く。｣
｢っ！…涼介。
本当に良いの？伊野ちゃんにもう会えなくなるんだぞ？｣
｢いい！！｣
そう、良いんだ。
今のままの俺が伊野尾ちゃんの側にいても伊野尾ちゃんに辛い思いさせるだけだ…
｢伊野尾ちゃんが苦しいのは嫌だ！
伊野尾ちゃんを苦しめるならもう、俺は大きくなるまで伊野尾ちゃんに会わない！！｣
もう決めたんだ。
｢それで、俺が大きくなったらーーーー｣
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小さなぱんだ(プロフ) - やまあすさん» お返事遅くなってしまいごめんなさい、大好きだなんてっ勿体ないお言葉ありがとうございます(T_T)そのお言葉でどこまでも頑張れます！！続編｢ただいまΩ｣をやっと公開する事ができたので引き続き二人の行方を見守って頂けると嬉しいです！！ (2018年1月2日 1時) (
レス) id: ee35dd1067 (このIDを非表示/違反報告)
小さなぱんだ(プロフ) - やまいのLOVEさん» お返事遅くて申し訳ありません(><)いつも読んで下さり本当にありがとうございます！遅くなってしまいましたが続編｢ただいまΩ｣を公開致しましたので引き続き二人の行方を見守って頂けると嬉しいです！！ (2018年1月2日 1時) (レス) id: ee35dd1067 (このIDを非表示/違反報告)
小さなぱんだ(プロフ) - 三島さん» お返事遅くなってごめんなさい、ありがたいお言葉本当にありがとうございます(T_T)そう言って頂けると書いていて良かったと心から思います！！遅くなってしまいましたが続編｢ただいまΩ｣を公開致しましたので引き続き読んで頂けたら嬉しいです！ (2018年1月2日 1時) (レス) id: ee35dd1067 (このIDを非表示/違反報告)
やまあす(プロフ) - 完結お疲れ様です！すごく大好きな作品でした！続きを書いてくださるということで…とても楽しみにしています。無理をしない程度に頑張ってください！ (2017年12月29日 16時) (レス) id: b13c95a499 (このIDを非表示/違反報告)
やまいのLOVE - お久しぶりです！小さなぱんださん！完結お疲れ様です！この作品の続き楽しみです！！頑張って下さいね！ (2017年12月29日 12時) (レス) id: 7f8521ccdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小さなぱんだ | 作成日時：2017年12月11日 3時
