☆ひまわり happy boy☆ (ページ4)

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撮影が終わって帰り際、みんながどうしてもAさんをひと目見たいって言うから、デザイン部を覗きに行った。

海人「いた」

廉「どれや」

迷惑だって言ってた廉が結構乗り気じゃん(笑)。

海人「あの小柄な人」

岸「やば！」

神宮寺「めっちゃ可愛いやん」

紫耀「海人ずるいわ」

海人「何でだよ」

すると俺たちの視線に気付いた彼女がペコッと頭を下げて、こちらへ向かってきた。

A「髙橋さん、先ほどはどうもありがとうございました」

海人「いえいえ」

A「最後にもう一度お礼言いたいなって思ってたので会えてよかったです。もうお帰りですか？」

Aさん、俺に会いたかったってーーー！

叫びたい気持ちを抑える。

海人「はい。撮影終わったんで」

A「そうなんですね。えっとこちらの皆さんも…？」

海人「あ、はい。これはうちのメンバーです」

紫耀「＂これ＂って」

そこから謎に自己紹介始めるメンバーたち。

海人「お仕事のお邪魔してすみませんでした」

A「いえいえ。お疲れ様でした」

海人「あの！ここに書いてある携帯に連絡って…しても大丈夫ですか…？」

紫耀「おぉー！言った！」

神宮寺「海人って意外と積極的なのな」

なんてメンバーの声は無視して。

Aさんからもらった名刺を見せて恐る恐る聞いてみる。

A「(笑) はい。会社用のですけど、何かあればいつでもどうぞ！」

メンバーの野次に笑いながらもそう答えてくれた。

てか会社の携帯なのか…そうだよな。

＂何かあれば＂って、何もなくてもしていいのかな。

でもいつでも連絡していいって言ってくれたも
んね。

みんなが冷やかす中、俺は最後に

海人「絶対連絡します！」

と言ってAさんとさよならした。