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海人「そうだ…これ。急遽だったからたいした物じゃないけど」
さっき買ってきたプレゼントを渡す。
A「何？え、開けていい？」
海人「どうぞどうぞ」
箱を開けて固まるAちゃん。
海人「好みじゃなかった…かな」
A「ううんっ…すっごく綺麗だね。嬉しい…(泣)」
海人「わぁ！Aちゃん泣かないで！」
泣いて喜んでくれるなんて思わなかった。
落ち着くまで頭を撫でてから、ネックレスを付けてあげた。
海人「似合ってる」
A「海人くん、ほんとにありがとう」
海人「全然。Aちゃんが喜んでくれるなら何でもするよ」
A「もう…(泣)」
海人「また泣く〜(笑)。あ、そうだ！」
冷蔵庫からもう一つのプレゼントのケーキを取り出す。
海人「ごめん、冷蔵庫借りちゃった。はい、これ」
A「えっ！ケーキまで？！」
海人「ご飯でお腹いっぱいだろうから一応小さいのにしたんだけど…食べてきちゃった？」
A「ううん！ね、一緒に食べよ？」
一つの小さなケーキを二人で分け合う。
幸せすぎる…。
A「海人くん、今日は本当にありがとうね」
海人「いえいえ。早く知ってたらもっと色々用意したんだけどね」
A「十分だよ。プレゼントも嬉しいけど、海人くんと一緒にいれるだけで幸せ…だったりするし//」
言ってる途中で恥ずかしくなるやつきた(笑)。
海人「ねぇ、何でそんな嬉しいことばっか言うの？」
A「海人くんが嬉しいことばっかしてくれるからだよ」
Aちゃんはいつでも俺の上を行く。
A「今度ちゃんとお礼するね」
海人「そんなのいいよ。…って言いたいところだけど、お願い聞いてほしいな〜」
A「何でも聞くよ？」
海人「そんなこと言っちゃっていいの？俺なに言うかわかんないのに？」
A「何？！なんか怖くなってきた…」
海人「ふっ(笑)。大丈夫、簡単だよ」
俺は立ち上がってAちゃんの方を向いて両手を広げた。
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作者名：山田苺花
| 作成日時：2020年6月11日 2時
