独断クリーニング！ ページ11
──なんだかこの子、不思議な子だな〜いきなり目を開いて叫んだと思ったらブツブツ小さい声で言ってる！なんかシュラウド先輩みたいだな！！！
『ところでハートのスートの子は？』
「あ、忘れてた」
「いくらなんでも遅すぎるんだゾ！？まさかアイツ、逃げたんじゃないだろーな！」
「確かに…探しに行ってみよう」
『じゃあ、俺はここで先に掃除初めとくよ！』
「え、でも先輩だけにやらせるわけには…」
『お恥ずかしいことにハートのスートの子の顔があやふやでさ〜あの子の所属する寮ってみんな同じようなの描いてあるから正直、俺が行っても役に立てないだろうし…だからお前らに頼んでもいい？俺は俺のできることして待ってるからさ！』
「その言い方ずるいっ！！必ず捕まえて帰ってきます！！」
「おい、子分！だらしない顔してないではやく行くんだゾ！」
「うん、行こうか！」
『いってらっしゃーい！…さて』
──そういえばあの子、鏡さんに魔法使えないって言われてたんだっけ？ドラコニア先輩とかリーチみたいに背が高いわけじゃないし上を拭くのは難しいだろうな…箒持ってこよう！あ、でもきっとすぐ見つかるだろうし帰ってきたときにいないと怒られちゃう…
『しょうがないから浮遊魔法使うか…ブロット、まだ大丈夫だよね？うん、おっけい！やるぞー！』
────
『ふっふっふ〜ん！窓拭きキュッキュッキュ〜こーれを使えば卵の柔肌〜まっさらりーん…ふぅ！なんとか１枚終わったぞ！ピカピカ過ぎて眩しい！流石俺！』
「不思議な歌だな。こんなところで掃除か？お前は偉いな」
『ん？あ！クローバー先輩だ〜こんにちは！あれ、大変！！今日って活動日だったっけ？』
「こんにちは。今日は活動日じゃないぞ。たまたま廊下からお前の姿が見えたから声をかけただけだ」
『なーんだ！よかった！ホントはね、俺以外にもお掃除しなきゃいけない子がいてね俺はその手伝い！』
「…そいつらはどこにいったんだ？」
『わわ…そんなに眉間にしわ寄せないでよ〜ほら、そんな悪い先輩には眉間をこねくり回してやる！！！』
「あ、おい、メガネを取るなって。わかったわかった、ちゃんと話聞くから」
『それでよろしい！１人来てない子がいたから他の２人に探しに行ってもらったの！あ、２人と言っても１人は人間で１人は魔獣だから正しくは１人と１匹か！』
「それって、」
『あ、俺お掃除の続きしなきゃ！ばいばい、クローバー先輩』
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貝殻 - 脳内で主人公に浪川大輔さんが声を当ててくる… (4月3日 3時) (
レス) @page23 id: 021372a573 (このIDを非表示/違反報告)
ヤニ - 主人公めっちゃかわいいです…！ (9月3日 22時) (レス) @page8 id: 17ce66541a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぁ | 作成日時：2023年8月14日 2時
