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*episode 本気モードと嘘つき気分*※微 ページ36

「ふぃ〜、疲れたぁ!」

あの後は質問攻めと弄りのオンパレードで、心身共にヘトヘトになってしまった。畳に座り込み、ほっと息を吐く。

「どうだ?少しは泳げるようになったか?」
「ん、少しだけ・・・・」

そっか、と快斗が笑い、何かを投げる。慌ててキャッチすると、それは丁寧に封がされている紙袋で。

「何、これ?」
「パジャマ。前下見のときに服屋寄ったらあって、Aに似合うかなって思ってな」
「ありがとう、今日着てみるね」

一応変な服が入っていないか開けてみるが普通の可愛いパジャマで、素直に嬉しかった。

「あれ、快斗は浴衣着るの?」
「ああ、この旅館も和風な雰囲気だからたまにはな」
「へー・・・・」

手に持っているシンプルな色合いの浴衣に視線を投げ、それを着付けた快斗の姿を想像して一人で赤くなる。

・・・・絶対、格好良い。

「お前は入らねぇのか?」
「布団敷いてから行くから先行っててくれる?」
「さんきゅ、よろしくな」

もちろんシングルな、ととんでもない台詞を残して出ていった快斗。ぶつぶつと文句を言いながらそれを無視し、布団を二枚敷いて部屋を出た。


「__やっぱりね、居ると思った」
「お、自分から襲われに来たのか?」
「べ、別に快斗とそういうことをしたいから来たわけじゃないし!」

身体に巻きつけたタオルを握る力を強め、快斗の隣に座る。ツンデレかよ、と苦笑いする快斗に否定の言葉をぶつけた。

「じゃあ何で来たんだよ?」
「・・・・んー、サービス?ほら、旅先では開放的になるって言うじゃん」
「ふぅん?」

容易に腰に手を回され、快斗に後ろからぎゅっと抱きしめられる。とは言っても快斗もタオルを巻いていることは巻いているのでセーフだが。

「女子の身体って柔らけぇよな」
「・・・・快斗の変態」
「良いんだ?そんな事言って。俺がちょっと本気出せばコレだってすぐ取れるけど」

片手でホールドされたまま、もう片方の手で快斗がタオルの端を掴む。頬がぼっと熱を持ち、同時にたらりと冷や汗が頬を伝った。

「ほ、本気?」
「俺が嘘言うとでも思う?」

ニヤリと口角を上げた快斗にゴクリと唾を飲み、私は悟る。

__あ、詰んだ。

*episode 悪くないね*※→←*episode 恋バナたいむ*



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シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 五十鈴さん» いえいえ、コメント嬉しかったです!笑 (2018年7月18日 20時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - あ、今引きました?(汗) (2018年7月18日 19時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 五十鈴さん» 本当ですか(汗)読んで下さってありがとうございます! (2018年7月16日 19時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - あ、ぁぁ、中、破しました (2018年7月16日 19時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - クリスさん» ありがとうございます!できる限り甘々に出来るよう頑張りますね(^^♪ (2018年7月9日 20時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Silvia | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月4日 22時

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