*episode 溺愛* ページ12
「待って、杏奈可愛い!前より更に可愛くなってる〜!」
「大袈裟だって、お姉ちゃん・・・・快斗君に嫉妬されちゃうよ?」
玄関のドアを開けた瞬間、妹にがばっと抱きつくA。それを受け止め、申し訳なさそうにこちらに視線を向ける妹。
そう、Aには杏奈という双子の妹が居る。容姿はそっくりだが、性格がまるっきり正反対の明るい少女だ。
“音の天使”の異名を持つピアニストの卵で、今はイギリスに留学していた筈なのだが。
「・・・・てかお前、溺愛しすぎだろ、妹のこと」
「何言ってんの!?快斗には杏奈の可愛さが分からないんだ、可哀想」
「久しぶりだな、杏奈」
「あ、無視した!」
不満気に頬を膨らませるAを軽くあしらい、取り敢えず部屋に上がってもらう。
「何の音沙汰も無かったから驚いた・・・・家、泊まるでしょ?布団準備してくる!」
「あ、うん、よろしく〜」
ドタドタと足音を立ててAが自分の家へとベランダを飛び移る。家の中へ消えていったことを確認し、テーブルを挟むようにして向かい合った杏奈が口を開いた。
「探から聞いたよ〜、遂にお姉ちゃんを手錠で拘束してファーストキスを奪ったんだってね」
「あ、いや、それはっ・・・・てかお前、白馬と仲良いのか?」
「うん。よく一緒に音楽やったりとかしてる」
・・・・白馬め、纏め方が簡潔すぎるだろう。
「お姉ちゃんと快斗君がさっさとくっつかないかな〜って思って寄ったんだけど、その必要は無かったみたいだね」
「へ?あ・・・・」
鎖骨の辺りを指差し、クスクスと笑う。
顔は本当にそっくりな為、Aが笑っているように見えて仕様がない。
「もしかして邪魔しちゃったかな?」
「べっ、別に?如何わしいコトは一切してねーから」
まあ未遂はあったが。
「なーんだ」
杏奈がつまらなそうに睫毛を伏せる。が、すぐに何かを思い出した様で、口元に妖艶な笑みを浮かべて机の上で手を組んだ。
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シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 五十鈴さん» いえいえ、コメント嬉しかったです!笑 (2018年7月18日 20時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - あ、今引きました?(汗) (2018年7月18日 19時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 五十鈴さん» 本当ですか(汗)読んで下さってありがとうございます! (2018年7月16日 19時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - あ、ぁぁ、中、破しました (2018年7月16日 19時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - クリスさん» ありがとうございます!できる限り甘々に出来るよう頑張りますね(^^♪ (2018年7月9日 20時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
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