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「へえ、快斗君も怒るんだ〜・・・・」
「あああどうしよう、分かってくれるかなあ?」
「大丈夫大丈夫!絶対分かってくれるって!」

天使の様な笑顔を見せる我が愛しの妹に手を合わせ、拝みたい気分だ。確か快斗は明日・・・・いや、今日は朝からキッドの仕事があった筈。

快斗もお父さんの敵討ちのためにやっているわけだし、時間をとってくれなかったのも私が悪いからわがまま言えない。

「快斗君、いつ帰ってくるの?夜?」
「んー、多分夜中になるかなあ」
「そっかあ・・・・」

完成したフォトブックが机の上に置かれる。目に飛び込んできたのはこちらに向かってピースサインをしている、体育祭の時の快斗の写真だった。


「・・・・心配して損した、か」

翌朝。

勢いで言ってしまった心にも無い言葉を反芻し、深くため息を吐く。あいつ、今頃傷付いてるだろうな。

「今日は俺の誕生日なのに、」

どうすればいいと思う?親父__

問い掛けるように、パネルへと手を掛けた。

「Aと一緒に、祝いたかったな」

クルクルとパネルが回転する。

虚しく零された本音は、壁へと静かに吸い込まれていった。


「これで、OK・・・・かな?」
「じゃあ私、泊まってるホテルに戻るね〜」
「うん、ありがとう杏奈!」

手を振って、玄関ドアをゆっくりと閉める。机の上には快斗に似合うだろうと思って買った服と一生懸命作ったフォトブック。

冷蔵庫の中にはケーキと、少し腕を振るって作った夕食。もちろん、魚は入れずに。

手紙も置いた。

“快斗へ

お誕生日おめでとう。フォトブック、見てくれましたか?
あれは杏奈と二人で夜な夜な抜け出し、一生懸命作りました。黙っていてごめんね。
冷蔵庫にケーキと夕食が入っています。もちろん、魚は抜きでね。
もう一度、お誕生日おめでとうございます。
大好きです。
生まれてきてくれてありがとう。

Aより”

*→←番外編*誕生日*



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シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 五十鈴さん» いえいえ、コメント嬉しかったです!笑 (2018年7月18日 20時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - あ、今引きました?(汗) (2018年7月18日 19時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 五十鈴さん» 本当ですか(汗)読んで下さってありがとうございます! (2018年7月16日 19時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - あ、ぁぁ、中、破しました (2018年7月16日 19時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - クリスさん» ありがとうございます!できる限り甘々に出来るよう頑張りますね(^^♪ (2018年7月9日 20時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Silvia | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月4日 22時

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