おやじ ページ8
僕は海軍へ手紙を出し、おやじの所へ向かった。
大きな扉の前、親父の部屋だ。
僕はノックをし,おやじに声をかけた。
『おやじ。』
おやじ「...」
『 ? 入るよ。』
僕は扉を開きおやじの大きなベットを見た。
そこにはいつものおやじの姿があった。
(よかった...。)
おやじは眠りについているだけのようだった。
僕はベットの近くの椅子に座った。
おやじの体には今までの戦いの跡がたくさんあった。
世界最強の男。
おやじは僕たち白ひげ海賊団にとっての誇りだ。
もし、おやじと出会えていなかったら...
もし、おやじがこの世界に産まれてこなかったら..
もし、おやじが僕たちのおやじじゃなかったら、
僕たちは出会っていなかったのかもしれない。
おやじは今病気と闘っている。
(おやじの分も僕たちが頑張らないと。)
僕はおやじに触れた。
『これで少しはよくなるかな。』
僕は反転術式をおやじに使った。
僕がおちこぼれな理由、
それは自分に反転術式が使えないから。
五条家は御三家と呼ばれる力をもった家系だ。
五条家の呪術師は誰でも反転術式は使える。
だけど僕は他人を治すことしかできない。
悟君からはすごいと言われたけど、
僕の体の傷はいえないままだ。
おやじ「あったけぇな。」
『ごめん。起こしちゃったね。』
おやじ「気にするこたぁねぇよ。」
おやじは僕の手をそっと握った。
たくましい手だ。おやじに触れられると
なぜか安心する。
おやじ「...お前も苦労してきたんだな。」
『!おやじ...』
おやじ「安心しな。ここにはもう
お前を苦しめるこたぁなにもねぇ。」
そう言うとおやじは、また深い眠りについてしまった
やっぱり僕は幸せ者だ。
僕はおやじを起こさないように
おやじの部屋をあとにした。
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こーへい - TAKEさん» TAKEさんもありがとうございます!今後ともよろしくお願いします! (7月17日 14時) (レス) id: 3e75524924 (このIDを非表示/違反報告)
こーへい - まるさん» 教えていただきありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします! (7月17日 14時) (レス) id: 3e75524924 (このIDを非表示/違反報告)
TAKE - オリフラ立ってます!!!!!! (7月17日 14時) (レス) id: 20d3cc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ!💦 (7月17日 12時) (レス) id: 05b21ad85d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こーへい | 作成日時:2023年7月15日 11時